2008年09月26日(金)
欧州輸出組合、2008/09年度EU穀物生産見通し一段と引き上げ
[穀物・大豆]
欧州の穀物輸出組合COCERALは26日、欧州連合(EU)の2008/09年度穀物生産見通しを一段と引き上げた。最新予測は前年度から20.4%増の3億6200万トン。6月の報告で3月に見越していた2億8390万トンから2億8880万トンに改定し、さらに 1740万トンの上方修正である。作付は前年度を6.8%上回る5900万ヘクタールで据え置いた。
最大規模の小麦生産見通しを前回報告で1億3030万トンから1億4070万トンに引き上げた。前年比26.0%増える見方である。コーンを5770万トンと推定。6月時点で見越していた 5600万トンより高く、前年度からは24.6%増を見込む。このほか、油種生産見通しも発表しており、COCERALは前年比12.3%増の2640万トンとした。3月と6月の報告では2500万トンをみていたのから上方改定である。ただし、大豆は前年比横ばいの90万トンの見通しを維持した。
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2008年09月25日(木)
IGC、2008/09年度世界小麦生産推定引き上げ
[穀物・大豆]
国際穀物理事会(IGC)は25日に2008/09年度世界穀物需給の月次報告を発表し、小麦生産を前月時点での6億7200万トンから6億7600万ドンに引き上げた。前年比11.0%増加の見方。欧州連合や黒海周辺国の生産推定が一段の上方修正となり、全体の改定につながったと説明している。ただ、収穫時の降雨の影響で平均以上の小麦が飼料用品質に下がっているとの認識も示した。
2008/09 年度の世界小麦消費は300万トン引き上げ、前年比5.7%増の6億4600万トンを見越している。貿易でも100万トン引き上げて1億1600万トンの見方。不安定な金融市場が小麦相場にも影響を及ぼしているが、輸出見通しは飼料需要を反映して意改善しているという。期末在庫は200万トン引き上げて1 億5300万トンと予想。前年度の1億2300万トンから積み増しが進む見方である。
IGCは2008/09 年度世界コーン生産見通しを300万トン引き下げた。最新予測は7億7100万トンで、前年比2.0%減少をみている。アルゼンチンとメキシコの見通し下方修正を反映しているという。
コーン消費を100万トン引き下げ、7億8800万トンとした。前年比1.5%増の見方。貿易もやはり前月報告で見ていたより100万トン少ない8700万トンにシフトした。期末在庫は前年度の1億2700万トンから1億900 万トンに縮小をみている。前月報告時の1億1200万トンから引き下げた。
Posted by 直
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