2008年09月11日(木)
2008年ウクライナ穀物収穫、4800万-4860万トン・農務次官推定
[穀物・大豆]
ウクライナ農務省広報は11日、2008年の国内穀物収穫について4800万-4860万トンとの農務次官推定を発表した。次官によるとこれまでに4360万トンを収穫し、7月1日から480万トンを出荷済み。今年の収穫は見られ、前年度からの持ち越しもあわせて供給が 5400万トンを下回ることはないという。2008/09年度国内消費は2600万トンと推定されることから、2800万トンが輸出に向けられることになる。
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ハリケーンでメキシコ湾の96.9%の石油、93.3%の天然ガス生産が停止
[エネルギー]
米資源管理局(MMS)の発表によると、ルイジアナ州に上陸したハリケーン「グスタフ」並びにメキシコ湾に接近中の「アイク」の影響で、11日の米東部12時 30分現在メキシコ湾の海上プラットフォーム562ヶ所とリグ93基が稼動を停止している。前日の452ヶ所、81基から更に増加した。これに伴ってメキシコ湾全体の96.9%にあたる日量 126万243バレルの石油生産と93.3%にあたる69億600万立方フィートの天然ガス生産が停止している。こちらも前日の124万6,595バレル、54億500万立方フィートから増加した。
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サウジが現在の生産量を維持することを望む、IEA事務局長
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA))の田中事務局長は11日、インドで開かれたエネルギー会議で、OPECが実質減産を決定したにもかかわらず、サウジが現在の生産量を維持することを望むとの考えを示した。また原油価格は1バレル103-104ドルまで下落したが、特にエネルギーを生産しない新興国にとっては依然として非常に割高な水準にあると警戒感を顕わにした。
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南アフリカの7月金生産指数は前月から3.7%低下
[メタル]
南アフリカ統計局が11日に明らかにした月次データによると、同国の7月金生産指数(2000 年=100)は季節調整値で50.0と前月から3.7%低下した。年次では48.8と前年同月から16.4%のマイナスとなっている。金以外の鉱物を含めた全体では前月から9.0%低下、前年比でも12.6%下がった。
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8月輸入物価指数は前月比3.70%低下、石油製品が押し下げ
[経済指標]
米労働省が発表した8月の輸入物価指数は前月比3.70%低下した。今年に入り初めての前月割れであり、また1989年以来最大の落ち込み。主因は石油関連の値下がりだった。石油および石油製品の価格が12.08%ダウンとなり、2003年4月以来の大幅下落。また、7月分も速報段階での4.01%上昇から0.95%低下に改定となった。このため、7月の輸入物価指数伸び率は速報値で1.72%だったのが0.21%に縮んだ。
非石油は0.35%下がった。前月を下回ったのは昨年9月以来で、2006年10月以来の大幅マイナス。7月の輸入物価指数伸び率は速報段階での0.87%から0.70%に改定となった。
8 月の輸入物価を項目別に見ると、工業製品は8.39%落ちた。石油関連の値下がりによるところが大きいが、石油を除いても1.70%のマイナス。石油以外の非耐久財が下げており、耐久財が僅かにも前月比プラスだった。自動車及び自動車部品は前月と同じ0.09%アップ。自動車を除いた消費財は横ばいだった。資本財は0.11%低い。
8月の輸入物価指数は前月比で大きく落ち込んだため、前年比にしても上昇ペースが緩んでいる。それも、7月から伸び悩み。前月の報告で7月の前年比伸び率は21.65%と調査史上最高だったのが20.06%に改定となり、6月時点での伸び率より低い。また、8 月はさらに16.02%にとどまった。石油を除くと前年比較で7.46%上昇。7月時点での7.83%(速報値は8.02%)よりスローダウンである。
8月の輸出物価指数は前月から1.72%低下した。2006年10月以来のマイナス転落。農業製品は9.62%、4ヶ月ぶりに下がった。非農業製品が0.74%のマイナス。昨年7月以来で前月を下回っている。
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2008年09月10日(水)
ハリケーンでメキシコ湾の95.9%の石油、73.1%の天然ガス生産が停止
[エネルギー]
米資源管理局(MMS)の発表によると、ルイジアナ州に上陸したハリケーン「グスタフ」並びにメキシコ湾に接近中の「アイク」の影響で、10日の米東部12時 30分現在メキシコ湾の海上プラットフォーム452ヶ所とリグ81基が稼動を停止している。「アイク」の接近に伴い前日の167ヶ所、44基から大幅に増加した。これに伴ってメキシコ湾全体の95.1%にあたる日量 124万6,595バレルの石油生産と73.1%にあたる54億500万立方フィートの天然ガス生産が停止している。こちらも前日の100万7,389バレル、47億9,500万立方フィートから増加した。
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仏08/09年度軟質小麦生産は前年比22%増、ONIGC
[穀物・大豆]
仏ONICGが10日に発表したデータによると、同国の08/09年度軟質小麦生産は3,740万トンと前年を22%上回る。生産増のほとんどは輸出に回すことが出来、欧州圏外への輸出は800万トン、前年比で63%増える見通しだ。また生産のうち2,000万トンは高品質のもの、1400万トンは通常の品質のものになるという。
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OPECは過剰生産分を元に戻すことで合意、事務総長
[エネルギー]
OPECのエル・バドリ事務総長は10日、OPEC総会の記者会見の席で質問に答え、我々は市場の供給過剰分を削減することにしたと説明、生産方針変更の目安となる価格目標について話し合ったわけではないとした。加盟国の生産量は現在生産枠を約90万バレル超えているとの見方を示した上で、生産枠を超えている国は速やかに元に戻すべきだと、加盟国に合意の遵守を訴えた。
今回もオブザーバーとして参加したロシアがOPECとの協力関係を強めたいとの意向を示していることについては、現在はまだ非常に高いレベルの意見交換の段階で、書類などがやり取りされているわけではないとした上で、10月にモスクワを訪問した際に合意内容を協議する可能性はあるとした。また、最近大規模油田を発見したブラジルのOPEC加盟については、あと7年ほどかかるかもしれないが、(輸出国としての)用件が満たされれば我々は参加を歓迎すると述べた。
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IEA、世界石油需要見通しを前月から下方修正
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は10日に発表した月報で、2008年の世界石油需要を前月から10万バレル引き下げた。 09年の見通しも14万バレルの下方修正となっている。8月の世界生産は北海油田のメンテナンスやBTCパイプラインの閉鎖などで前月から100万バレル減少、日量8,680万バレルとなった。OPECの生産も19.5万バレル減少した。
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