2008年09月15日(月)
ハリケーンでメキシコ湾の99.9%の石油、93.8%の天然ガス生産が停止
[エネルギー]
米資源管理局(MMS)の発表によると、ルイジアナ州に上陸したハリケーン「グスタフ」並びにメキシコ湾に接近中の「アイク」の影響で、15日の米東部12時 30分現在メキシコ湾の海上プラットフォーム562ヶ所とリグ82基が稼動を停止している。前日の591ヶ所、92基から減少した。これに伴ってメキシコ湾全体の99.9%にあたる日量 129万8,309バレルの石油生産と93.8%にあたる69億4,200万立方フィートの天然ガス生産が停止している。原油は前日の129万5,223 バレルから生産停止が増加、天然ガスは68億100万立方フィートから生産がやや回復した。
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ハリケーン後のコーヒー施設早期再開望む・米食品大手
[コーヒー]
米食品大手サラ・リーは15日、週末にハリケーン「アイク」に襲われたテキサス州ヒューストンのコーヒー加工施設の早期再開を望む声明を発表した。「アイク」で停電となっており、復旧を待っている模様。また、「アイク」による工場へのダメージは最小限にとどまったと同社広報は伝えている。同氏によると、工場は12日から閉鎖している。
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米欧金融危機で石油価格や需要に影響・イランOPEC代表
[エネルギー]
イランのハティビ石油輸出国機構(OPEC)代表は米通信社ダウ・ジョーンズに対し、米欧の金融危機が石油価格を2月以来の水準に押し下げていると述べた。また、世界需要にも影響を及ぼす見通しを示唆。9日のOPEC実質減産で原油価格の落ち込み進行は押さえられているものの、12月のアルジェリアでのOPEC総会で再び生産を見直すという。
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08/09年度の中国大豆輸入、5年ぶり減少の可能性・USDA
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)は10月に始まる2008/09年度の中国大豆輸入が5年ぶりに減少する可能性を示唆した。国内の消費自体は前年比5%増の見込みだが、地元の生産が前年度の1350万トンから1650万トンに増加見通しで、これによって買い付け需要は下向くとの見方である。USDAが現在見通している大豆輸入が2007/08年度の3650万トンをやや下回る3600万トン。
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9月NY連銀指数はマイナス7.41、予想以上の大幅低下
[経済指標]
ニューヨーク連邦準備銀行が発表した9月の製造業景況感指数はマイナス7.41となった。8月にプラス2.77と4ヶ月ぶりにゼロを超えたのが再びマイナス圏に転落。水準的には5月以来の低さで、市場予想も下回った。ただ、調査の内訳は強弱感が交錯している。
雇用がマイナス4.60で、3ヶ月続けてマイナス圏で推移となった。また、前月のマイナス4.49と比べても低い。在庫は8月に昨年10月以来で増加に転じたのが、9月はマイナス2.30に落ちた。納期は4ヶ月続けてゼロを下回ってマイナス4.60。反面、新規受注が4.38、出荷0.64とそれぞれプラス転換した。受注残はマイナス3.45。6ヶ月連続してゼロを下回っているが、この間で最も鈍い落ち込みだったこと表す水準である。
物価については、生産コストを示す支払い指数が44.83となった。前月の65.17より下がり、2月以来の低水準だ。販売価格を表す受取り指数も前月の32.58から24.14にダウンで、これは5月以来の低水準。
6ヶ月先の期待指数が43.11になった。7月に15.55と2001年10月以来の低水準を更新し、8月には34.58と今年最高。9月はさらに上昇して、昨年10月以来の高水準である。
雇用が18.82と3月以来の水準に上昇。出荷は49.51で、これは昨年9月以来、ちょうど一年ぶりの高水準だ。しかし、新規受注が前月の47.29よりやや低下して46.27。在庫は前月に3.37だったのが横ばいにとどまり、受注残は7.79から0.44に伸び悩んだ。設備投資は16.09で3ヶ月ぶり、テクノロジー投資は14.94と2月以来の水準にそれぞれ上昇した。
物価見通しについては、支払いが48.28だった。7月に74.74と2005年9月以来の高水準だったのから2ヶ月続けてダウンし、9月は昨年9月以来の低水準だ。受取りは42.53。前月の調査でと初めて50を超えたのから上昇も一服し、4ヶ月ぶりの低水準である。
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2008年09月12日(金)
8月生産者物価指数は前月比0.92%下落、予想下回る
[経済指標]
米労働省が発表した8月の生産者物価指数(PPI)は前月比0.92%下落した。前月比マイナスは昨年12月以来。また、8月は2006年10月以来の大きな落ち込みであり、市場が予想していた以上の価格下落にもなる。主因はエネルギー価格の下げで、4.57%ダウンとなった。約2年ぶりの大幅下落といわれる。ガソリンが3.53%の値下がりで、暖房湯は13.57%落ちた。天然ガスも住居用、工業用それぞれ前月割れだ。
エネルギーとともに変動の激しい食品は0.33%上がった。前月よりやや高めの伸びだが、6月に1%以上高騰したのからは落ち着いたままだ。野菜が1割強下がり、果物も安い。焙煎コーヒー、麺製品、精米価格も前月比マイナスだった。一方、鶏卵は上昇に転じ、豚肉が1割超える伸びに加速した。
エネルギーと食品を除くコア指数が0.24%上がった。7月に2006年11月以来の大幅上昇となったのからスローダウン。市場予想の範囲内だった。消費財では婦人服や衛生紙製品の値上がりが進み、化粧品価格が上昇転換している。一方、靴は前月比横ばい。乗用車は0.31%下がった。資本財も伸び悩んでいる。中でも農機やポンプ、金属関連の値上がりが鈍った。トラックは前月割れに転じた。
PPIは前年比較すると9.69%上昇した。7月時点での前年比伸び率が1981年6月以来の高水準だったことから、8月に上昇が
やや一服である。コアの前年比は7月に3.58%上がり、8月はさらにペースの速い3.70%上昇。1991年5月以来の高水準を更新した。
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ペルーの7月コーヒー輸出は前年比20%増・JNC
[コーヒー]
ペルーコーヒー評議会(JNC)tが11日に明らかにしたところによると、同国の7月コーヒー輸出は40万7,218袋と前年比で20%増加した。年初からの7ヶ月間では115万5,578袋と前年を0.5%下回る。
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中国の8月精製糖生産は前年比69%増
[砂糖]
中国統計局が12日に明らかにしたデータによると、同国の8月精製糖生産は4,000トンと前年から69%増加した。年初からの累計では1,117万トンと前年比で26%増加している。
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