2008年09月22日(月)
米財務省、2年債と5年債発行額引き上げ
[金融・経済]
米財務省は22日、今週入札予定の2年債と5年債の発行額を発表した。2年債が340億ドルと過去最高、5年債は240億ドルで2003年2月以来の高水準と伝わっている。いずれも8月の前回入札から20億ドル引き上げた。入札は2年債が24日、5年債は25日に行う。
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ABARE、2008年と2009年世界金生産見通し引き下げ
[メタル]
豪農業資源経済局(ABARE)は22日に発表した四半期ごとの商品レポートで、2008年の鉱山における世界金生産を一段と引き下げた。6月の前回報告で推定していた2453トンから2435トンに改定。また、2009年の生産見通しを2559トンから2530トンに下方修正した。
自国の生産について2008年を前回報告より4トン少ない227トンとした。2009年には増加の見方を維持しているが、 236トンと従来の256トンから大きく引き下げた。このほか、南アフリカでは2008年に電力不足の影響で生産が落ち、インドネシアでも前年割れの見方。中国、ロシア、中南米の増加でも世界全体で前年比1.6%減少の見方である。一方、2009年には南アやインドネシアの改善を見込む。
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ABARE、2008/09年度世界砂糖生産見通し下方修正
[砂糖]
豪農業資源経済局(ABARE)は22日に発表した四半期ごとの商品レポートで、2008/09年度の世界砂糖生産見通しを引き下げた。最新予測は前年比 2.9%減の1億6410万トン。ABAREが6月の前回報告で1億6560万トンから1億6550万トンに僅かにも修正し、今回さらなる下方修正を行った格好となる。
世界最大のブラジルを3億4500万トンから3億3200万トンに改定。ブラジルの砂糖きび収穫が約14%像と見込まれるものの、エタノールブームのために砂糖生産が伸び悩むという。このほか、インドと欧州連合(EU)では減少の見通しという。
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ABARE、2008/09年度世界小麦生産見通し一段と引き上げ
[穀物・大豆]
豪農業資源経済局(ABARE)は22日に発表した四半期ごとの商品レポートで、2008/09年度の世界小麦生産が前年比10.3%増の6億7200万トンになると見通している。6月の前回報告で見込んでいた6億5000万トンから一段と引き上げ、主要生産国別でも全て上方修正した。欧州連合(EU)の生産見通しを1億4000万トンから1億4600万トンに改定し、米国は従来を400万トン上回る6300万トンとなった。中国も700万トン引き上げ、この結果前回報告で前年比横ばいの見方だったのが現時点では2.7%増えるのをみている。ロシアを500万トン、インド 100万トンそれぞれ引き上げた。
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石油価格1バレル100ドルは依然高過ぎ・IEA幹部
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)幹部は22日の記者会見で、石油価格の1バレル100ドルを依然として高過ぎると述べた。地政学リスクや自然災害、政府補助が価格変動に起因しているとコメント。同氏は20-100ドルのレンジを適正とした。
同氏はまた、ハリケーン「グスタフ」や「アイク」によってメキシコ湾の石油生産に影響が出た際の市場の反応薄などを挙げて、年初からは相場が落ち着いているとも認識したが、来年は再び需給が逼迫する懸念を示唆している。世界的な金融焦げ付きで資金調達が難しくなり、石油やガスなどエネルギー関連計画中止や延期が起きるとの見方である。ただ、具体的なインパクトの規模は推定しにくいともいう。同氏は来年の石油需要について今年の日量8680万バレルから1%増加を見越していることを明かした。
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2008年09月19日(金)
金融システム安定化向けて公的資金投入へ・ブッシュ大統領
[金融・経済]
ブッシュ米大統領は19日の記者会見で、金融システム安定化のために多額の公的資金を投じることを発表した。米経済が極めて重要な局面にあると強調。公的資金を用いることに伴うリスクを認識しながらも、問題解決に政府介入が必要と判断したという。
計画では、不良債権を処理する機関の設立のほか、金融株の空売り規制、投資信託MMFの保護などを中心とする。規模にして数千億ドルにのぼる見通し。ブッシュ大統領は会見で、議会に対して対策に条項を追加することなく早期承認するようにとも述べた。
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ナイジェリアでの武装勢力攻撃によって生産ダウン・石油シェル
[エネルギー]
国際メジャーのロイヤル・ダッチ・シェルは19日、ナイジェリアで武装勢力による石油施設攻撃が今週相次いだために石油及び天然ガスの生産が著しく減ったことを明かした。具体的な被害については触れなかったが、施設の復旧コストなども考慮して収益に響くとも述べた。
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ロシアのビート収穫、引き続き前年比プラスも作業ペース鈍化
[砂糖]
ロシア農業省が18日に明らかにしたデータによると、同国のビート収穫は17日時点で593万4000トンとなった。前年同期の588万6000トンを上回るが、前週の報告に比べると前年と比較が縮んでおり作業ペースの鈍化を示す。収穫面積は16万4700ヘクタール、イールドは1ヘクタール36.02トンだった。前年はそれぞれ22万500ヘクタール、26.69トン。
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2008/09年度インド大豆生産、増反で前年比プラスの見方
[穀物・大豆]
インド溶媒抽出産業協会(SEAI)の会長は19日、10月に始まる2008/09年度の国内大豆生産が1000万- 1050万トンに増える見通しを示した。レンジ下限でも前年の947万トンを上回る見方で、増反を理由に挙げている。政府データによると、作付は11日時点で前年比9.5%増の956万ヘクタール。同氏はまた食用油の需要が前年の472万トンから530万-540万トンに増加と見越し、このため輸入拡大につながるという。
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ロシア農相、08年穀物生産と08/09年度輸出見通し引き上げ
[穀物・大豆]
ロシアの農務省広報は19日、2008年の穀物生産が9500万-1億トン、08/09年度輸出は200万-2500万トンになるとのゴルデイエフ農相の見通しを発表した。農相は7月時点で生産8500万トン、輸出1270万トンと見越していたことから、見通し引き上げである。最新予測は生産が11.8-17.6%増で、輸出は前年度の1275万4000トンから増加の見方に転じたことになる。
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