2008年09月03日(水)
FRB、米景気拡大ペース鈍化と判断・ベージュブック
[経済指標]
FRB、米景気拡大ペース鈍化と判断・ベージュブック
[経済指標]
米連邦準備理事会(FRB)は3日に発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、ほとんどの地域で景気拡大ペースが鈍っているとの判断を示した。地区連銀の大勢が、景気を弱含み、低調、あるいは抑制的と評価し、またクリーブランドとセントルイスの両連銀は前回報告からやや減速が進んだことを指摘。しかし、ボストン連銀とニューヨーク連銀はそれぞれ景気の安定化を認識し、カンザス・シティにおいては僅かにも改善がみられたと記している。
今回のージュブックは8月25日までに収集した情報データをもとにフィラデルフィア連銀が取りまとめ、16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合において金融政策決定の判断材料となる。
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ミシシッピ川下流の水路のほとんどは3日午後に再開、米沿岸警備隊
[エネルギー]
米沿岸警備隊の広報担当者は3日、ハリケーン「グスタフ」の通過に伴い閉鎖されたミシシッピ川下流の水路のほとんどが、同日午後には航行が可能になるとの見通しを示した。現在は、船舶の航行を妨げる形で水没した船舶やはしけの引き上げ作業を行っており、多くの水路は午後までに再開するという。
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7月製造業受注は前月比1.27%増、予想大きく上回る
[経済指標]
米商務省によると、7月の製造業受注は前月比1.27%増加した。6月の伸び率が速報段階での1.69%から2.12%に上方改定となり、7月はややスローダウンした格好だが、それでも市場予想を大きく上回った。
内訳をみて、非防衛航空機が28.11%増加とった。船・ボートが2割強落ち込んだが、軍用航空機7.79%、自動車及び自動車部品1.10%それぞれプラスとなったこともあって運輸機器全体で3.17%アップである。機械が4.07%増え、中でも建設用や工業機械、金属関連などの伸びが目立った。機械でさえなかったのは発電機ぐらいだった。一次金属、金属製品もそれぞれ前月比プラス。一方、ハイテク製品が1.40%減少した。コンピューターが1割強のマイナスで、防衛用通信機器は7割近く落ち込んだ。
7月の製造業受注は運輸を除くと1.01%増え、全体より低い伸びだった。しかし、防衛を除いて1.96%増加し、これは全体以上である。耐久財が1.35%のプラス。速報値の伸び率1.34%とほぼ変わらない。非耐久財の新規受注は 1.20%増。企業の設備投資の目安となる非防衛資本財受注は前月を6.26%上回り、航空機を除くと2.54%増にとどまった。
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米ICE、ニューオーリンズ港でコーヒー出荷不履行宣言
[コーヒー]
米先物取引所ICEの理事会は2日遅くにニューオーリンズ港における取引所承認済みコーヒーの出荷不履行(フォース・マジュール)を宣言した。1日のハリケーン「グスタフ」上陸に伴う決定で、即日発動となる。
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米エネルギー省、シトゴに戦略備蓄げ原油を貸し出し
[エネルギー]
米エネルギー省は2日遅く、ハリケーン「グスタフ」に伴う生産停止を受けてシトゴ社が申請している25万バレルの戦略備蓄原油(SPR)の貸し出しを許可する意向を明らかにした。ハリケーンによる生産停止のほか、レイクチャールズ製油所に通じるカルカシュー水路の閉鎖が直接の理由という。同社は水路の閉鎖に伴い2000年と2006年にもSPRの貸し出しを受けている。
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FCストーン、コーン生産見通し引き下げ
[穀物・大豆]
米大手ブローカーのFCストーンは3日、 2008/09 年度コーン生産を121億5900万ブッシェルと見通していることを明かした。イールドは1エーカーあたり153.4ブッシェルとみている。前月時点での推定121億9700万ブッシェル、154.5ブッシェルから引き下げた。また、USDAが8月の需給報告で見越していた生産122億8800万ブッシェル、イールド 155ブッシェルを下回る。
一方、大豆の生産は30億300万ブッシェル、イールドは41.0ブッシェルとの見通しである。生産は前月時点での29億9300万ブッシェルから引き上げだが、イールドは41.5ブッシェルから下方修正である。USDAによる8月時点での見通しは生産29億7300ブッシェル、イールド40.5ブッシェルだった。
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2008年09月02日(火)
9月には5個の熱帯性暴風雨の発生を予測、コロラド州立大
[天候]
ハリケーン予測の権威として知られるコロラド州立大のグレイ博士の研究チームは2日、2008年9月のハリケーン発生推定を発表した。今回から始まった9月の月間発生予測は名前の付く熱帯性暴風雨が5個、ハリケーンが4個、カテゴリー3以上の大型ハリケーンが2個となっている。8月には4個の熱帯性暴風雨が発生、うち3つがハリケーンに発達し、その中から「グスタフ」はカテゴリー3以上の大型ハリケーンとなった。
また、今年6月から11月末までのハリケーンシーズン中の発生予測は熱帯性暴風雨が17個、ハリケーンが9個、大型ハリケーンが5個とこれまでから据え置いた。ハリケーン活動は長期平均の190%と活発なシーズンになるとしている。1950-2000年の平均発生数は、熱帯性暴風雨が 9.6個、ハリケーンが5.9個、大型ハリケーンが2.3個。2007年の発生数はそれぞれ14個、6個、2個となっている。
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Unica、08/09年度のブラジル砂糖きび収穫推定引き下げ
[砂糖]
ブラジル砂糖きび生産者協会(Unica)は2日、国内中部・南部の2008/09年度砂糖きび収穫推定を1060万トン引き下げた。最新予測は4億8750万トン。4月の降雨によって収穫の3分の1がダメージを受けたのが下方修正につながったという。ただ、前年度は4億 3120万トンだったため、13.1%と増加の見方は維持している。Unicaによると、現時点で約半分が刈り入れ済み。
Unicaはまた修正の理由として、2008/09年度に始動予定している32の新しい製糖所のうち実際に稼動しているのは22.であることを挙げた。3ヶ所は稼動しないともいう。例年は11月に終わる収穫も今年は12月半ばまでつづく見通しを示している。
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8月ISM製造業指数は49.9と前月から0.1ポイント低下
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、8月の製造業景況感指数は49.9だった。前月の50.0を僅かにも下回って3ヶ月ぶりに50割れ。指数が50を下回るのは活動の縮小を意味し、8月のビジネスがさえなかったことになる。
雇用が49.7だった。7月に昨年10月以来で50を超えたのが、縮小傾向に戻ったことを示す。出荷は前月の55.1から50.3、生産が52.9から 52.1にそれぞれ下がった。新規受注は48.3、受注残43.5。いずれも分岐点を下回ったままだが、前月の45.0、43.0よりやや高い。在庫も 45.0から49.3になり、取り崩しペースが鈍ったことを表している。輸出は3ポイント上昇して57.0となった。
価格指数が前月の 88.5を下回る77.0だった。6月に1979年7月以来で90を超えてから上昇も一服し、8月は2月以来の低水準である。ISMでは8月の著しい指数低下を認識している一方、インフレは残ると慎重な見方も示唆。業者からも、石油価格の下落やドル高を朗報との合金メーカーによるコメント、紙製品業者からは原材料の値上がりで販売価格を引き上げたなどまちまちである。
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2008/09年度インドコーヒー輸出、前年比横ばい見通し
[コーヒー]
インドのコーヒー輸出協会幹部は1日、2008/09年度のコーヒー輸出が前年比横ばいにとどまるとの見方を示唆した。一貫した降雨の不在が生産に影響を及ぼし、事前予想を下回るとみているためという。コーヒー局がアラビカ10万トン、ロブスタ19万3000トンの生産をみているのに対し、輸出協会の生産見通しはアラビカ9万トン、ロブスタ19万トン。このため、輸出は22万4000トン前後と前年並みとしている。前年度の生産は26万2000トンだった。
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インドの8月金輸入は前年から大幅に増加、ボンベイブリオン協会
[メタル]
ボンベイブリオン協会幹部が2日、インドの8月金輸入が98から100トンと、前年同月の68トンから大幅に増加するとの見通しを示した。祭礼シーズンを控えていることや価格の下落により、国内の消費はここ数週間伸びてきているという。
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OPECは過剰な石油供給を管理する必要がある、イラン石油相
[エネルギー]
イランの国営通信が伝えたところによると、ノザリ石油相は2日、石油供給は需要を大きく上回っており、OPECは過剰になっている部分をしっかりと管理、抑制する必要があるとの見解を示した。これは9日に開かれる定例総会でも議題になるという。
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