2008年09月10日(水)
ハリケーンでメキシコ湾の95.9%の石油、73.1%の天然ガス生産が停止
[エネルギー]
米資源管理局(MMS)の発表によると、ルイジアナ州に上陸したハリケーン「グスタフ」並びにメキシコ湾に接近中の「アイク」の影響で、10日の米東部12時 30分現在メキシコ湾の海上プラットフォーム452ヶ所とリグ81基が稼動を停止している。「アイク」の接近に伴い前日の167ヶ所、44基から大幅に増加した。これに伴ってメキシコ湾全体の95.1%にあたる日量 124万6,595バレルの石油生産と73.1%にあたる54億500万立方フィートの天然ガス生産が停止している。こちらも前日の100万7,389バレル、47億9,500万立方フィートから増加した。
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仏08/09年度軟質小麦生産は前年比22%増、ONIGC
[穀物・大豆]
仏ONICGが10日に発表したデータによると、同国の08/09年度軟質小麦生産は3,740万トンと前年を22%上回る。生産増のほとんどは輸出に回すことが出来、欧州圏外への輸出は800万トン、前年比で63%増える見通しだ。また生産のうち2,000万トンは高品質のもの、1400万トンは通常の品質のものになるという。
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OPECは過剰生産分を元に戻すことで合意、事務総長
[エネルギー]
OPECのエル・バドリ事務総長は10日、OPEC総会の記者会見の席で質問に答え、我々は市場の供給過剰分を削減することにしたと説明、生産方針変更の目安となる価格目標について話し合ったわけではないとした。加盟国の生産量は現在生産枠を約90万バレル超えているとの見方を示した上で、生産枠を超えている国は速やかに元に戻すべきだと、加盟国に合意の遵守を訴えた。
今回もオブザーバーとして参加したロシアがOPECとの協力関係を強めたいとの意向を示していることについては、現在はまだ非常に高いレベルの意見交換の段階で、書類などがやり取りされているわけではないとした上で、10月にモスクワを訪問した際に合意内容を協議する可能性はあるとした。また、最近大規模油田を発見したブラジルのOPEC加盟については、あと7年ほどかかるかもしれないが、(輸出国としての)用件が満たされれば我々は参加を歓迎すると述べた。
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IEA、世界石油需要見通しを前月から下方修正
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は10日に発表した月報で、2008年の世界石油需要を前月から10万バレル引き下げた。 09年の見通しも14万バレルの下方修正となっている。8月の世界生産は北海油田のメンテナンスやBTCパイプラインの閉鎖などで前月から100万バレル減少、日量8,680万バレルとなった。OPECの生産も19.5万バレル減少した。
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2008年09月09日(火)
ロシア農務次官、小麦輸出規制の可能性示唆
[穀物・大豆]
ロシア農務次官は9日、小麦輸出規制の可能性を示した。国内需要を満たすの十分な供給でないことを指摘し、まず穀物輸出情勢を監視しているという。同氏はまた、2008/09年度に入って穀物輸出が現時点で前年同期を5割上回っていることも取り上げている。
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7月住宅販売ペンディング指数は3.24%低下、予想下回る
[経済指標]
全米不動産協会(NAR)が発表した7月の住宅販売ペンディング指数は前月比3.24%低下した。前月の上昇からマイナス転落。市場予想以上の落ち込みでもある。
市場別にはまちまちだった。西部で8.81%下がり、指数は90.3と今年最低を更新した。北東部のペンディング指数は7.54%のマイナスとなって、5ヶ月ぶりの低水準だ。南部は横ばい。中西部では2.77%と2ヶ月連続上昇である。
ペンディング指数は前年比較すると6.79%下がった。全市場が前年割れだが、市場間では低下率がばらついている。北東部と南部がそれぞれ13%以上落ち、西部で8.61%ダウン。中西部は2.39%ともっとも小幅のマイナスだった。
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08/09年度世界コーヒー生産は前年から増加、FOリヒト
[コーヒー]
独商社大手のFOリヒトが9日に明らかにしたデータによると、08/09年度の世界コーヒー生産は前1億3,900万袋と前年の1億2,100袋から増加する見通しだ。
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欧州の砂糖生産は前年から20%減少、FOリヒト
[砂糖]
独商社大手のFOリヒトが9日に明らかにしたデータによると、08/09年度のEUの砂糖生産は1,400万トンと前年から20%減少する。また、EU以外の欧州生産も減少を予想、ロシアやウクライナなどで農家が価格の有利な穀物や油種への転作を進めており、欧州全体では 2,250万トンと400万トン減少する見込みとなっている。
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石油市場は現在適正なバランスが取れている、サウジ石油相
[エネルギー]
サウジのヌアイミ石油相は9日、OPEC総会出席のためウィーンに到着した際に記者団のインタビューに答え、石油市場は現在適正なバランスが取れており、6月に開いた国際会議以降我々が懸命に動いた成果が現在表れているとの見方を示した。原油価格は一時1バレル147ドルを超えたのから30%以上下落しており、我々のやり方はうまくいったと思うと述べた。また、サウジの生産方針については、顧客の求めに応じて供給するというやり方を続けているとしたものの、8月の産油量など具体的な数字には触れなかった。
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