2009年06月05日(金)
インフォーマ、2009/10年度米冬小麦生産引き下げ
[穀物・大豆]
米有力アナリストのインフォーマ・エコノミクスが 2009/10年度の米冬小麦生産を15億1300万ブッシェルと見通していると伝えられている。前月時点で見越していた15億3500万ブッシェルから引き下げた格好になり、前年から19.0%減少の見方である。イールドが前年度の1エーカー47.2ブッシェルから44.5ブッシェルに低下と予想している模様。やはり前月時点で見越していた45.0ブッシェルより低い。
報道によると、インフォーマは硬質赤色種を8億8100万ブッシェルと見通す。前月時点の予測8億 8200万ブッシェから引き下げ、前年比較で14.9%減少の見方。イールド見通しが前年度の40ブッシェルを下回る37.7ブッシェルで、これは修正なし。
一方、軟質赤色種は従来に比べて140万ブッシェル少ない4億2200万ブッシェルで、前年から31.3%落ちるのを見通す。イールドは従来前年度と同じ 61.6ブッシェルを見越していたのを59.8ブッシェルに改定した。白色冬小麦の生産予測は100万ブッシェル引き上げて2億900万ブッシェルとしている。前年比4.6%減の見方だ。、
Posted by 直
2009年06月04日(木)
2009/10年度世界小麦生産、4.2%減見通し・FAO
[穀物・大豆]
国連食糧農業機関(FAO)は4日、2009/10年度の世界小麦生産が前年比4.2%減の6億5580万トンになるとの見通しを発表した。生産ダウンにより貿易は一年前から1000万トン少ない1億1400万トンとなり、途上国を中心に落ちるとの見方を示している。
FAOは生産減少で輸出競争が厳しくなることを見越す。また、モロッコやアルジェリア、パキスタン、トルコなどでは豊作により輸入需要が縮小する見通しも輸出に影響するとの見方である。
期末在庫は2008/09年度の1億9100万トンに対し、2009/10年度に1億9200万トンとなるのを見越す。
Posted by 直
【 過去の記事へ 】