2009年09月22日(火)
ABARE、09/10年度世界小麦生産見通し引き上げ
[穀物・大豆]
豪農業資源経済局(ABARE)は22日に発表した四半期ごとの商品レポートで、2009/10年度の世界小麦生産見通しを一段と引き上げた。最新予測は6億6200万トンで、6月時点での6億4700トンから改定。3月に発表した初回予測6億 3200万トンより上方修正を続けた格好である。
主要生産国・地域別をほぼ軒並み引き上げ。この結果、中国は前回報告で前年比4.4%減予想だったのが0.9%増、インドは横ばいから2.5%増とそれぞれ前年比プラスの見方に転じた。米国、欧州連合(EU)、ロシアは前年割れの見方を続けるものの、やはり従来見通しより高めの見方になった。全体で3.6%減少とみる。
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2009年09月21日(月)
中国農務部長、農産物通商関する話し合いで訪米へ
[穀物・大豆]
中国農務部の孫部長は21日に米国へ向かう前に記者会見を開き、米中間の協調を強化させたいと述べた。米国が中国産タイヤの輸入規制を決めて以来、中国が米産大豆輸入で報復するとの懸念が台頭している。このたびの訪米では米国と農産物通商で話し合いが設けられるが、孫部長は外交的な解決を模索する意向とみられる。会見で中国の対米報復の可能性について質問が挙がっても、現時点では答えられないと応じた。
同氏はこのほか、コーンや大豆の収穫が順調に進んでいるとコメントした。これまでのところ、コーンと大豆揃って約24%を収穫済みという。作業開始が早かった南西部では72.3%終了ともした。
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