2008年06月20日(金)
エルサルバドル08/09年度コーヒー前売り、16日時点で前年の5倍強
[コーヒー]
エルサルバドルのコーヒー評議会は20日、2008/09年度コーヒー先渡し契約について16日時点で19万5259袋が売却済みと発表した。前年同期に3万4730袋だったのを大きく上回る。地元のトレーダーや農家が4月の10年ぶり高値更新に至る国際アラビカ価格上昇に着目し、積極的に売却したためという。評議会の報告によると、2008/09年度収穫の販売価格はこれまでのところ平均して1ポンド1.4395ドル。 2007/08年度収穫の平均価格は同1.3412だったとしている。
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アルゼンチン、エントレリオス州で農家抗議デモ停止へ
[穀物・大豆]
アルゼンチン農家組合のエントレリオス支部代表は20日、21日午前12時に穀物販売を再開すると発表し、3ヶ月続いた抗議運動を停止する意向を示した。同氏は政府との話し合いを進めるためといい、ほかの州でも追随することを希望するとコメント。断続的に行ってきた道路閉鎖も止めるという。ただ、抗議デモの引き金となった穀物輸出の高関税が引き続き有効なことを指摘し、農家が売り渋る可能性は強いともしている。
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インフォーマ、コーン作付見通し引き上げ
[穀物・大豆]
米有力アナリストのインフォーマ・エコノミクスが 2008/09年度のコーン作付見通しを引き上げたと伝えられている。最新予測は8739万9000エーカーといわれ、これは前月時点での8720万エーカーを上回る。ただ、3月時点見越していた8750万エーカーにはまだ届かない。なお、USDAの予測は8601万4000エーカーとなっている。
大豆については726万8000エーカーと見通しているようだ。前月時点での7330万エーカーからやや引き下げ格好になり、これで2ヶ月連続の下方修正。米農務省が見越している7479万3000エーカーも下回る。
報道によると、2008/09年度の春小麦作付は1408万3000エーカーとした。前月には1388万6000エーカーから1430万エーカーに上方修正と伝わっていたが、このときの改定分の大半を戻したようだ。USDAが推定している1433万3000エーカーとほぼ同水準でもある。
なおUSDAは今月30日に最新の作付推定を発表する。
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ブラジルエタノール輸出、米関税撤廃なら最高20億ドル増加
[砂糖]
ブラジルのエタノール業界を代表する組合は19日、米国がエタノール輸入関税を撤廃した場合にブラジルの輸出は最高20億リットル増えるとの見方を発表した。減税でも約10億リットルの出荷増に寄与するという。
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ナイジェリア石油生産、武装勢力の攻撃で60万バレル落ちる
[エネルギー]
ナイジェリア日刊紙は20日、同国の石油生産が最近の武装勢力による生産施設攻撃のために落ちているとの財務相コメントを報じた。同相によると、生産は従来日量240万バレルあったのが現在は同180万バレルに縮小。
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2008年06月19日(木)
アルゼンチン農業局、08/09年度小麦作付見通し引き下げ
[穀物・大豆]
アルゼンチン農業局は19日に発表した月次市場報告で、2008/09年度の小麦作付見通しを引き下げた。最新予測は前年比16.2%減の490万ヘクタール。前月の報告で510万-540万ヘクタールとみていたが、乾燥気候の影響で、ほかの農産物への生産に乗り換える農家が出てきたこともあって下方修正に至ったという。
当局はまた、2007/08年度大豆とコーンの生産見通しも従来に比べて低めの推定にシフトした。大豆を50万トン引き下げて4650万トン。コーンは2040万トンと見ており、これは前回報告での推定より40万トン下回る。いずれもこれまで見越していたイールドに到達しないと判断した結果としている。
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国際エネルギー会議、石油需給への影響期待できない・リビア
[エネルギー]
リビアの国営石油会社は米通信社ダウ・ジョーンズとのインタビューで、週末の国際エネルギー会議で需給に影響するような話し合いの結果が出るとは考えられないと述べた。企業トップや政府要人など多数が出席することは評価するものの、会議が一日のみの開催であることを指摘して大きく期待できないという。
同氏は石油価格の高騰には投機筋の動きや生産能力に対する市場懸念など複数の要因があるといい、問題解消には時間を要すると述べた。また、ナイジェリアの生産が武装勢力の攻撃の影響で縮小していることなども取り上げ、サウジアラビアが増産するにしても価格へのインパクトは小さいという。
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ロイヤル・ダッチ、MEND攻撃受けてナイジェリア海上油田を閉鎖
[エネルギー]
石油メジャーのロイヤル・ダッチ・シェルは19日、ナイジェリアの海上油田が武装勢力による攻撃を受けたことを明かした。日量22万5000バレルの生産を停止したという。ナイジェリアで主要海上油田が攻撃の影響で閉鎖となったのは初めてと伝えられている。
シェルの広報は現在被害の調査中であることを指摘し、出荷不履行を(フォースマジュール)を宣言する必要があるか不明とコメントした。一方、施設を襲ったニジェール・デルタ解放運動(MEND)は新たな攻撃を計画していることを示す声明を発表し、全ての作業員は避難するよう勧告した。
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6月のフィラデルフィア連銀指数マイナス17.1、市場予想下回る
[穀物・大豆]
フィラデルフィア連邦準備銀行が発表した6月の企業景況感指数はマイナス17.1となった。7ヶ月続けて好不調の目安であるゼロを下回り、また前月のマイナス15.6からダウン。市場予想と比べても低い。
新規受注が前月のマイナス3.7からマイナス12.4に下がり、再び縮小ペースが速まった。出荷はマイナス6.7。5月にプラス2.2と昨年12月以来でゼロより高くなったのが、再びマイナス転落である。雇用は一段と下がってマイナス6.9だった。雇用は今年に入り2月を除いてマイナス圏での推移を続けている。一方、在庫は前月のマイナス13.1からマイナス12.6、受注残がマイナス19.1からマイナス12.5にそれぞれ下げ渋った。納期も2ヶ月連続でゼロを割りながら、水準はマイナス8と前月の12.8より高い。
生産コストを示す支払い指数が前月の53.8から69.3に大幅上昇した。1980年11月に70を超えて以来の高水準である。反面、販売価格を示す受取り指数は29.7と、前月に31.6だったのから下がった。
向こう6ヶ月の見通しを表す指数は21.3となった。5月の28.2より低めだが、4月の13.7に比べるとなお高い。受注が24.2、出荷14.6とそれぞれ前月調査で大幅上昇した項目でやや低下。雇用は2.2。前月に今年初めてプラス圏に立ち直ってからなお増加見通しが続いている格好だが、水準的には前月の9.2を下回って伸び悩んだ。在庫は前月のマイナス10.6からマイナス14.6に落ちた。設備投資は5月の19.9に対して6月は3.8だった。一方、受注残は前月の12.3より14.6に上がり、納期は昨年7月以来でゼロを上回って6.4である。
支払い見通し指数が69.9となった。前月の56.0を上回り、1989年1月以来以降みることのなかった水準にアップ。受取り見通し指数は26.8から35.4と3ヶ月ぶりの水準に上がった。
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ブラジル砂糖顧問、08/09年度のブラジル砂糖生産見通し引き下げ
[砂糖]
ブラジル顧問会社データグロのアナリストは2008/09年度の中部及び南部における砂糖生産見通しを140万トン引き下げて3340万トンとした。エタノール需要の増加、砂糖きび収穫が低調に始まったことなどを下方修正の理由に挙げている。同社は先週に砂糖生産用砂糖きびの消費率を2ポイント引き下げて41%としていた。
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