2008年09月11日(木)
7月貿易収支は622.0億ドルの赤字、予想以上に赤字拡大
[経済指標]
貿易収支
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、単位100万ドル、▲赤字
| 08年7月 | 前月比 | 08年6月 | 市場予想 | ||
| 貿易収支 (モノ+サービス) | ▲62199 | ↑ 5.72% | ▲58836 | ▲58000 | |
| >モノ(Goods) | ▲74875 | ↑ 5.06% | ▲71268 | ||
| >サービス | 12676 | ↑ 1.96% | 12432 | ||
| 輸出 (モノ+サービス) | 168148 | ↑ 3.29% | 162788 | ||
| 輸入 (モノ+サービス) | 230347 | ↑ 3.94% | 221624 |
米商務省が発表した7月の貿易収支は前月比5.72%増加して621億9800万ドルの赤字となった。3ヶ月ぶりの増加で、昨年3月以来の大幅赤字。市場予想も上回った。また、6月分が速報段階での567億7200万ドルから588億3500万ドルに上方修正となったほか、今年1月からの赤字は軒並み改定。年初から7月まであわせて4198億6000万ドル」の赤字となり、前年同期を1.01%上回る。
7月の赤字拡大の背景にあるのが石油関連の輸入増加だった。原油輸入が季節調整前で22.35%増加し、昨年3月以来の高い伸びである。買い付け規模が日量1103万3000バレルで今年最大。前月より11.24%増えた。また、単位価格は 124.66ドルと再び史上最高値を更新している。
石油や石油製品は季節調整後でも大きく増え、工業品全体で9.59%増えた。3ヶ月ぶりの大幅増加だ。資本財が1.58%、飲食品・飼料0.77%それぞれプラス転換。自動車関連と消費財は前月より減っているが、モノの輸入全体で4.33%アップとなった。サービスは1.74%増で、輸入全体が3.94%増えた。
輸出は3.29%増だった。4ヶ月連続アップで過去最高も更新したが、伸び率は前月より低い。モノが3.89%のプラスと、こちらも前月以下の増加率である。項目別では自動車関連が12.66%と今年初めて2ケタ増となり、消費財は前月とほぼ同水準の伸び。しかし、資本財と工業品の輸出は伸び悩み、飲食品・飼料は0.74%と僅かにもマイナス転落となった。サービス輸出は前月を1.80%上回り、前月と比べても高い伸び。これで6ヶ月連続増加した。
物価上昇を考慮した実質値(リアルマネー)ではモノの赤字が前月比2.72%増の412億4200万ドルだった。石油関連が10.90%増え、しかし非石油は約5%減少。
国別で赤字最大の対中国が248億7700万ドルとなり、前月の214億3000万ドルから膨らんだ。対日や対カナダも再び拡大し、しかしメキシコとのギャップは縮小。石油輸出国機構(OPEC)に対する赤字は33.62%増えた。前月から伸びペースは加速。OPEC加盟国別でも軒並み不均衡が進み、特にサウジアラビアに対する赤字が36億8900万ドルから64億4100万ドルに大きく拡大した。
Posted by 松 9/11/08 - 09:21



