2024年03月14日(木)
IEA、世界石油需要見通しを前月から引き上げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は14日に発表した月報で、2024年の世界石油需要が前年比で日量130万バレル増加するとの見通しを示した。2023年の230万バレルからは伸びが鈍化するものの、前月からは11万バレルの上方修正となる。2024年1-3月期の需要が前年比で170万バレルの増加と、米国の需要が好調だったことや貯蔵施設の増加などによって予想以上だったことが背景にある。エネルギー効率の上昇や電気自動車の普及が、引き続き需要の伸びを抑えているという。
2024年1-3月期の世界石油生産は、23年10-12月期から日量で87万バレル減少するとの見通しを示した。悪天候による生産の停止や、OPECプラスによる追加減産が要因となっている。4-6月期はOPECプラスのいくつかの加盟国が追加減産の延長方針を示したものの、一方では非OPECプラス産油国の生産増がそれを上回ると見られている。2024年の生産は日量1億290万バレルと、前年比で80万バレル増加するという。
製油所稼働は、2月に日量8,140万バレルまで落ち込んだ後、夏場のピークに向けてしっかりと回復、8月には8,560万バレルに達すると予想されている。2024年全体では日量8,350万バレルと、前年比で120万バレル増加するとの見通しが示された。中東やアフリカ、アジアが増加を牽引するという。製油所マージンは2月半ばまでは米国や欧州を中心に上昇、その後低下に転じると見られている。
世界の石油在庫は、2月に前月から日量4,710万バレル増加したと見られている。洋上在庫の増加が全体を主導した。輸出の増加に加え、紅海の情勢不安による海上輸送のボトルネックが、洋上在庫急増の背景となっている。1月の在庫は前月から4,810万バレルと大幅に減少、OECD諸国の在庫は16ヶ月ぶりの低水準となった。
Posted by 松 3/14/24 - 06:54



