2025年10月14日(火)
世界石油需要は来年にかけて低調な伸びが継続、IEA
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は14日に発表した月報で、2025年7-9月期の世界石油需要が前年比で75万バレル増加するとの見通しを示した。石油化学製品原料の伸びに支えられ、4-6月期に関税の影響もあって42万バレルの伸びにとどまったのから回復した。需要が今後も低迷が続き、2025年と2026年は共に年間で前年から70万バレルの増加と、これまでのトレンドを大幅に下回ると見られている。
世界石油生産は9月に日量1億800万バレルと、前月から76万バレル増加した。OPECプラスの生産が中東諸国を中心に100万バレルを超える伸びとなったのが背景にある。今年度の世界生産は1憶610万バレルと前年から300万バレル増加、来年度は240万バレルの増加になるという。このうち、非OPECプラスの増産分は2025年が160万バレル、2026年が120万バレルとなる。米国やブラジル、カナダ、ギアナ、アルゼンチンなどの生産が増加する。OPECプラスの生産は2025年が140万バレル、2026年が120万バレルそれぞれ増加する。
製油所稼働は10月に日量8,160万バレルと、定期点検やロシアの石油施設への攻撃によって7月の水準を400万バレル下回るまでに落ち込むと見られている。2025年の稼働は前年比では日量8,350万バレルと60万バレルの増加、2026年は8,400万バレルと46万バレル増加する見通しとなった。精製マージンは9月に全体的に拡大、中でもディーゼル燃料とジェット燃料はロシアの精製能力の低下を受けて大きく拡大した。
世界の石油在庫は、8月に79億900万バレルと、前月から1,770万バレルの積み増しとなった。石油製品の在庫が3,620万バレルの増加となる一方、原油の在庫は1,850万バレルの減少、天然ガス液(NGL)や工業用燃料も減少した。OECD諸国の在庫は2,200万バレルの積み増し、非OECD諸国は中国を中心に。速報データによると、9月の在庫は洋上在庫が1億200万バレル増加したのをはじめ、全体的に大きく積み増しが進んだという。
Posted by 松 10/14/25 - 07:27



