2011年03月24日(木)
IGC、2011/12年度世界小麦見通し一段と引き上げ
[穀物・大豆]
国際穀物理事会(IGC)は世界穀物需給の月次報告で、2011/12年度の世界小麦生産が前年比3.7%増の6億7300万トンになるとの見通しを発表した。従来予測6億7200万トンを上回り、前月報告に続いて一段と引き上げた格好である。黒海周辺国の生産改善、米国やオーストラリアなどの比較的豊富な在庫を見通す。こうした主要輸出国の余剰供給により2011/12年度に増加が見込まれる輸入需要をカバーするのに十分との見方も示した。
2010/11年度に関すると、生産と消費を100万トン引き上げた。しかし、貿易量予測を100万トン引き下げ、この結果、期末在庫見通しは1億8500万トンで据え置きである。
IGCは、2010/11年度の世界コーン生産推定を300万トン引き下げて8億800万トンとした。下方修正でも過去2番目の高水準をみている。収穫がなお続いている南半球について、南アフリカを下方修正し、しかしブラジルは引き上げたという。さらに、2011/12年度の生産は8億4100万トンに増加を見通した。
2010/11年度の世界コーン消費見通しは300万トン引き下げて8億4200万トンとし、前月報告での上方修正した分を戻した。2011/12年度には飼料向けが供給ひっ迫と価格上昇の影響で1%以下の伸びにとどまるのを見越す。工業用ではここ数年続いた高い伸びはは一服。デンプン需要は小幅増加を見込むが、米国のエタノール向け需要が弱含むとしている。
消費が僅かに伸びるだけでも2011/12年度の期末在庫取り崩しに至るとの見方だった。2010/11年度の在庫予測にしても従来の1億1900万トンから1億1800万トンに引き下げ。米国が特に大きく落ち込むと見通す。
Posted by 直 3/24/11 - 10:35



