2011年03月25日(金)
10-12月期GDPは前期比3.11%増に上方修正、予想上回る
[経済指標]
実質国内総生産(GDP)確定値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル
| 10年4Q | 改定値 | 10年3Q | 市場予想 | ||
| 実質国内総生産 | ↑3.11% | ↑2.79% | ↑2.56% | ↑2.9% | |
| 個人消費 | ↑4.02% | ↑4.15% | ↑2.39% | ||
| 国内投資 | ↓18.74% | ↓22.10% | ↑14.97% | ||
| 物価指標 | |||||
| >GDPデフレーター | ↑0.38% | ↑0.42% | ↑2.10% | ↑0.4% | |
| >個人消費支出(PCE) | ↑1.72% | ↑1.83% | ↑0.77% | NA | |
| >>コア | ↑0.43% | ↑0.55% | ↑0.53% |
米商務省によると、2010年10-12月期実質国内総生産(GDP)確定値は前期比3.1%増だった。改定値の2.79%増から上方修正。市場予想も上回った。GDPは6四半期連続プラスとなる。
GDP上方修正の背景にある一つが設備投資だった。7.68%増で確定。速報の伸び率4.42%から改定値で5.26%に引き上げとなり、今回さらなる上方修正だ。機器・ソフトウエアの投資は7.70%、建造物への投資が3.26%で、いずれも改定値より高い伸びである。
住宅投資は前期比3.26%増となった。従来推定の伸び率2.75%から上方修正である。しかし、速報時の3.38%には届かなかった。
在庫投資は162億ドル増加した。改定値でのプラス幅73億ドルの2倍以上に改定。それでも、前期の1214億ドル増と比べて積み増しペースは著しい鈍化だ。GDPには3.42ポイントのマイナス要素である。これも改定値で3.70ポイントから小さくはなったが、1988年1-3月期以来最も大きなマイナス要素のままだ。
経済の3分の 2に当たる個人消費支出は2009年7-9月期から連続増加となった。ただし、伸び率は速報で4.38%、改定値で4.15%だったのから確定値では4.02%に一段と下方修正された。非耐久財が4.15%と改定値の484%より低い伸びで確定。このうち、エネルギー製品への支出が6.01%減と従来推定の3.04%より大きな落ち込みに改定となった。一方、耐久財が21.13%、サービスは1.48%とそれぞれ上方修正されている。
貿易収支で赤字幅は3977億ドルだった。速報の3922億ドル、改定値3950億ドルから一段の上方修正である。しかし、前期の5050億ドルは依然として下回る。輸出が8.60%と改定値の9.62%より低い伸び。モノだけなら11.08%増え、サービスが3.05%のプラスといずれも前期から引き下げだった。輸入は前期からダウン。また、減少幅が12.38%から12.60%に上方改定となった。モノが 14.24%減と、これも改定値の14.07%より大きなマイナス幅。サービスのマイナス幅は3.72%から4.05%に改定となった。
政府支出が1.66%減少した。速報の0.59%から改定値で1.52%により大きなマイナス幅となったのが、一段の修正である。連邦政府での支出減少率が改定値の0.22%を上回る0.33%だった。連邦政府の支出は2009年1-3月期以来の前期割れである。また、地方政府の支出も改定値で2.40%減だったのから2.58%減に改定となった。
物価については、個人消費支出物価指数(PCE)上昇率が従来推定の1.83%から1.72%に下方修正となった。エネルギーと食品を除いたコア指数は0.43%上昇。改定値での伸び率0.55%から引き下げで、速報値に戻った。前年比較すると全体の上昇率が1.16%から1.13%、コア指数は0.84%から0.81%にそれぞれ改定。
Posted by 松 3/25/11 - 08:39



