2008年03月03日(月)
2月ISM製造業指数は48.3に低下、予想はやや上回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、2月の製造業景況感指数は48.3だった。前月に7ヶ月ぶりに前月から上昇したのが再び下げに転じ、好不調の分岐点である50割れにも戻った。しかも2月は2003年4月以来の低水準更新である。ISMは、新規受注や受注残などの不調を指摘し、また在庫が適正水準にあることから価格上昇と生産規模の落ち込みが最大の懸念との見方も示している。
雇用が46.0となった。4ヶ月連続して50を下回り、2003年9月以来の低水準を更新。新規受注は49.1、3ヶ月連続して節目を割った。輸出受注は56.0とまだ拡大基調は維持しているが、前月よりやや低い。受注残は45.0になり、こちらは5ヶ月続けて節目割れである。生産が50.7。前月から5ポイント近く下がり、活動がほぼ横ばいを示す水準だ。在庫は49.1。2006年5月から50を超えたことはない。
価格指数は75.5だった。前月の76.0より僅かにも低いが、それでもなお2006年7月以来の高水準である。また、ほとんど業界でコスト負担を訴えている。具体的には飲食品セクターからプラスチック価格が高止まりといった報告が聞かれているという。
Posted by 直