2008年06月06日(金)
5月失業率は5.49%に上昇、予想大きく上回る
[経済指標]
米労働省が発表した5月の失業率は5.49%となった。2004年10月以来の高水準。市場予想も大きく上回った。前月の4.95%から約0.5ポイント上がり、これは1986年2月以来の大幅上昇である。労働力人口のうち就業者が0.19%減り、一方、失業者は11.29%増加した。失業者増加数は86 万1000人で、1975年1月以降みることのなかった大幅プラスだ。
失業率の母数で、実際に就労中の人や就職活動を行なっている失業者など自己申告をベースとした労働力人口は0.37%増と前月より伸びペースが加速した。労働力人口への参加率は66.2%。3-4月続けて66.0だったのから上がり、昨年3月以来の高水準となった。
5月の失業率高騰は失業者の増加とともに就職活動を再開した人が増えたことも反映しているとの統計担当者コメントが伝えられている。同氏はまた、4-7月は新卒者による就職活動も加わるため家庭調査がぶれやすくなるという。
Posted by 直