2008年06月16日(月)
6月のニューヨーク連銀指数6月のマイナス8.68、予想大きく下回る
[経済指標]
ニューヨーク連邦準備銀行が発表した6月の製造業景況感指数はマイナス8.68となった。5月にマイナス3.23だったのから3ヶ月ぶりの水準に下がり、ビジネス縮小が進んだことを意味する。市場予想も大きく下回っている。
新規受注がマイナス5.48で、2月以来の低水準である。受注残はマイナス10.47で、これは2006年12月以来に次ぐ低さだ。出荷はマイナス 6.54。3ヶ月ぶりにマイナス転落し、また2001年10月以来の低水準でもある。納期が5月のゼロからマイナス6.98に落ちた。在庫はマイナス 2.33。4ヶ月連続してゼロを下回ったが、前月のマイナス6.52よりやや高い。
雇用が5月の1.09から1.16に僅かにも上がった。
物価については、生産コストを示す支払い指数が66.28で、6ヶ月ぶりに前月より低い。しかし、販売価格を表す受取り指数は前月の15.22から26.74と2006年1月以来の高水準となった。
6ヶ月先の期待指数が5月の23.88から32.17に上がった。今年最高を更新した格好となる。受注が27.05、出荷28.22といずれも前月より高い。雇用が16.96となり、3ヶ月ぶりの2けたである。設備投資は1月以来の高水準の22.09で、テクノロジー投資になると9.30と前月に2003年4 月以来の水準に落ち込んでからやや回復した。受注残はマイナス0.95。1月以来でゼロを割った。在庫はマイナス6.98で、4ヶ月連続してゼロを下回った。
物価については、支払い見通しが64.13から73.26に上がり、2005年9月以来の高水準となった。受取りは47.67と2001年7月の調査開始から最高を記録した。
Posted by 直