2008年06月24日(火)
08年度カナダ小麦作付は前年比16.1%増、4月から小幅引き下げ
[穀物・大豆]
カナダ統計局は24日に2007/08年度の国内主要穀物生産推定暫定値を発表し、この中で小麦を前年比16.1%増の2510万エーカーとした。過去5 年平均の2391万7000エーカーも上回る。ただし、4月に発表した3月31日付の作付意向で2510万9000 エーカーとしていたのより若干低め。
最も規模の大きい春小麦を1643万4000エーカーとした。一年前より8.0%アップとなるが、作付意向1658万4000エーカーおよび過去5年平均 1731万7000エーカーを下回る。冬小麦は前年比61.7%増の262万5000エーカーとした。こちらは作付意向262万5000エーカー、過去5 年平均148万9000エーカーそれぞれ上回っている。デュラム小麦は作付意向で590万エーカーとしていたのに対し、26.7%増の610万エーカーの推定にシフトした。過去5年平均は511万1000エーカーと比べても増加。
大豆の作付は前年から2.6%増えて299万300エーカーと見込んでいる。過去5年平均288万7000エーカー、作付意向での298万5000エーカーそれぞれ上回る見方だ。カノーラは7.4%アップする見通しで、面積にして1581万2000エーカーと過去最高の見通しという。作付意向での1480万5000エーカーと比べても高く、また過去5年平均の1万 3130エーカーからもアップ。
コーンの作付は前年を13.5%下回る297万5000エーカーの見通し。作付意向は300万5000エーカーだった。過去5年平均の298万9000エーカーとの比較でもマイナス転落の見方になった。
Posted by 直