2008年08月04日(月)
2007/08年度のフィリピン粗糖生産、当初見通し上回る可能性
[砂糖]
フィリピン製糖所組合幹部は4日、2007/08年度(9-8月)の国内粗糖生産が当初見通しを上回る可能性を示唆した。同氏の推定は前年比約10%増の245万トン。フィリピン砂糖規制局が見越す230万トンより高く、同氏は天気に恵まれたことや高イールド品種の消費を理由に挙げている。生産増加に伴い2008年の輸出が10万トン増えることも見通す。フィリピンはこれまでに18万5000トンを出荷し、このうち12 万5000トンが協定に基づいて米国向けだった。
同氏は一方、2008/09年度の粗糖生産は前年割れになるかもしれないという。石油ベースの肥料コストが上がっている反面、国内価格の改善が限られていることを指摘し、作付に影響を及ぼすとの懸念を示す。
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