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2008年08月05日(火)

コロラド州立大研究チーム 、ハリケーン発生予測を引き上げ
  [天候]

ハリケーン予測の権威として知られるコロラド州立大のグレイ博士の研究チームは4 日、2008年度のハリケーン発生に関する最新推定を発表、今年6月から11月末までのハリケーンシーズン中に名前の付く熱帯性暴風雨は17個、ハリケーンに発達するものは9個、このうちカテゴリー3以上の大型ハリケーンになるものは5個発生すると予想した。前回(6月)の発表でそれぞれ15個、8個、4 個としていたのから見通しを引き上げた。ハリケーン活動は長期平均の190%と前回の160%から修正、これまでよりも更に活発なシーズンになるとしている。

大型ハリケーンが少なくとも1つ米国に上陸する可能性は67%。前回の69%から引き下げたものの、過去100年の平均の52%より高い。このうち、フロリダ半島を含む米東海岸に上陸する可能性は43%(前回は45%、過去の平均は31%)、メキシコ湾岸のフロリダ半島からメキシコ国境との間に上陸する可能性は42%(前回44%、過去の平均30%)という。

ここまでのハリケーンの発生が活発だったのにくわえ、大西洋熱帯地域の海水温がハリケーン発生に好ましい状況にあることが引き上げの主な理由。一方今のところ可能性は非常に低いものの、秋にかけて太平洋ペールー沖の海水温が上昇しエルニーニョ現象が発達することもあるとした。エルニーニョが発達する年は、大西洋地域のハリケ―ン活動が弱まるとされている。

1950-2000年の平均発生数は、熱帯性暴風雨が 9.6個、ハリケーンが5.9個、大型ハリケーンが2.3個。2007年の発生数はそれぞれ14個、6個、2個となっている。

Posted by 直   

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