2008年08月13日(水)
7月輸入物価指数は前月比1.72%上昇
[経済指標]
米労働省が発表した7月の輸入物価指数は前月比1.72%上昇した。7ヶ月連続プラスだが、伸び率は2月以来の低水準である。石油および石油製品の価格が 4.01%上がり、5ヶ月続けて前月を上回っているが、伸び率は前月の半分以下。一方、非石油は0.87%のプラスだった。昨年10月からの上昇基調を維持し、伸びペースも前月とほぼ同じ。なお、6月の輸入物価指数伸び率は速報段階での2.63%から2.90%に改定となった。
7月の輸入物価を項目別に見ると、工業製品は3.30%上がった。前月より低い伸びである。また、石油を除いて2.25%と工業品全体に比べて鈍い上昇ペースだった。自動車及び自動車部品は前月と同じ0.09%アップ。自動車を除いた消費財は0.29%高く、前月よりピッチが速まった。資本財は0.32%のプラス。
7月の輸入物価指数は前月比で伸び悩んだが、前年比にすると全体で21.65%と調査史上最高の伸び率である。石油を除くと 8.02%上がった。1990年に月次発表となってからは最高、四半期ごとの発表時期も含めると1988年6月以来で前年比8%を超える伸びを記録した。
7月の輸出物価指数は前月から1.43%上昇した。農業製品は6.65%上がり、非農業製品が0.83%のプラスだった。
Posted by 直