2008年09月02日(火)
8月ISM製造業指数は49.9と前月から0.1ポイント低下
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、8月の製造業景況感指数は49.9だった。前月の50.0を僅かにも下回って3ヶ月ぶりに50割れ。指数が50を下回るのは活動の縮小を意味し、8月のビジネスがさえなかったことになる。
雇用が49.7だった。7月に昨年10月以来で50を超えたのが、縮小傾向に戻ったことを示す。出荷は前月の55.1から50.3、生産が52.9から 52.1にそれぞれ下がった。新規受注は48.3、受注残43.5。いずれも分岐点を下回ったままだが、前月の45.0、43.0よりやや高い。在庫も 45.0から49.3になり、取り崩しペースが鈍ったことを表している。輸出は3ポイント上昇して57.0となった。
価格指数が前月の 88.5を下回る77.0だった。6月に1979年7月以来で90を超えてから上昇も一服し、8月は2月以来の低水準である。ISMでは8月の著しい指数低下を認識している一方、インフレは残ると慎重な見方も示唆。業者からも、石油価格の下落やドル高を朗報との合金メーカーによるコメント、紙製品業者からは原材料の値上がりで販売価格を引き上げたなどまちまちである。
Posted by 直