2008年09月03日(水)
7月製造業受注は前月比1.27%増、予想大きく上回る
[経済指標]
米商務省によると、7月の製造業受注は前月比1.27%増加した。6月の伸び率が速報段階での1.69%から2.12%に上方改定となり、7月はややスローダウンした格好だが、それでも市場予想を大きく上回った。
内訳をみて、非防衛航空機が28.11%増加とった。船・ボートが2割強落ち込んだが、軍用航空機7.79%、自動車及び自動車部品1.10%それぞれプラスとなったこともあって運輸機器全体で3.17%アップである。機械が4.07%増え、中でも建設用や工業機械、金属関連などの伸びが目立った。機械でさえなかったのは発電機ぐらいだった。一次金属、金属製品もそれぞれ前月比プラス。一方、ハイテク製品が1.40%減少した。コンピューターが1割強のマイナスで、防衛用通信機器は7割近く落ち込んだ。
7月の製造業受注は運輸を除くと1.01%増え、全体より低い伸びだった。しかし、防衛を除いて1.96%増加し、これは全体以上である。耐久財が1.35%のプラス。速報値の伸び率1.34%とほぼ変わらない。非耐久財の新規受注は 1.20%増。企業の設備投資の目安となる非防衛資本財受注は前月を6.26%上回り、航空機を除くと2.54%増にとどまった。
Posted by 直