2007年01月05日(金)
価格上昇は依然FED最大の課題、ボストン連銀総裁
[要人発言]
ボストン連銀のミネハン総裁は5日、コネチカットで開かれた経済会議で講演を行い、07年度も穏やかな経済成長を続け、インフレはスローダウンするとの見通しを示す一方、価格上昇圧力は依然としてFEDにとって最大の課題と警戒感も示した。
経済成長については、07年度も引き続き穏やかなペースで伸びていくとし、GDP成長率は06年10-12月期並みの年率2%前後になるとした。また、経済成長とインフレの両方にリスクがあるとし、住宅市場の落ち込みが予想以上にひどく、個人消費に影響を与える懸念を示した。また、長期債の利回りが低迷していることも、歴史的に見て低成長の兆候になると指摘した。
インフレについては、労働市場の逼迫による上昇圧力とエネルギー価格の下落が入り混じり、非常に複雑な状況にあるとする一方、現時点では非常に抑制されており、07年度は徐々にスローダウンするとの見方を示した。
ミネハン総裁は、07年度のFOMC投票メンバー
Posted by 松