2009年03月17日(火)
2月の新規住宅着工2割強増加、市場予想上回る
[経済指標]
米商務省によると、2月の新規住宅着工件数は年率換算で58万3000戸となった。3ヶ月ぶりの高水準で、市場予想も上回っている。前月比は22.22% 増加。昨年6月以来のプラス転換だ。なお、1月の着工件数は速報の46万6000戸から47万7000戸に改定となった。
北東部で 88.57%と市場別で最大の前月比プラスだった。北東部もやはり昨年6月以来の改善。中西部の着工件数が58.49%、南部は30.20%とそれぞれ全国平均以上の伸び。また、両市場とも5ヶ月ぶりのプラス転換だ。一方、西部だけが24.63%減少し、10万1000戸と1959年1月からの記録上最低水準となった。住宅タイプ別では一戸建てが1.13%、9ヶ月ぶりに増えた。5世帯以上の集合住宅は79.66%アップで、こちらは5ヶ月ぶりの前月比プラス。
前年比は全体で47.34%減少し、全ての地域でも前年割れとなった。最もきつい落ち込みが西部で59.11%減り、ほかの3市場はいずれも4割を超えるマイナス。タイプ別でも一戸建て、集合住宅それぞれ一年前を大きく下回った。
先行指標となる建築許可件数は前月より3.01%増えた。着工件数同様に8ヶ月ぶりのプラス転換で、54万7000戸と昨年12月の水準に戻った。市場予想と比べても高い。
市場別では、北東部で27.59%増え、7万4000戸と4ヶ月ぶりに7万戸台に回復した。南部が5.86%増。一方、中西部は横ばい、西部で 13.55%、8ヶ月連続のマイナスとなった。タイプ別では一戸建てが11.01%アップ。しかし、集合住宅だと2-4世帯、5世帯以上ともに減った。
2月の建築許可は前年同月比較で44.24%減った。西部で57.85%ダウンとなったのをはじめ全ての市場でダウン。住宅タイプ別でも前年割れ。
Posted by 直