2009年06月02日(火)
全米不動産協会、2009年住宅販売見通し引き上げ
[金融・経済]
全米不動産協会(NAR)は2日に発表した月次住宅市場報告で、2009年の中古住宅販売見通しを引き上げた。前月時点での496万8000戸から498 万2000戸に改定し。前年比1.4%増加の見方である。一方、2010年の販売見通しは前年比5.9%増の527万9000戸。前月時点での予測より 1000戸ダウンとなった。
新築販売見通しも2009年分を引き上げ、しかし2010年分は下方修正した。最新予測は2009年に前年比33.1%減の32万4000戸で、これは7000戸の上方改定。しかし、2010年については1万5000戸カットして37万戸とした。
着工件数は、2009年を前月時点での見通し48万6000戸から45万8000戸に一段と引き下げた。前年より49.4%落ち込むのを予想する。 2010年には改善見通しを維持するが、やはり前月時点で見越していた63万戸から60万8000戸と低めの見方にシフトした。
NAR の価格見通しは、中古市場で2009年に18万3100ドルとなった。前月時点での18万8500ドルから下方修正で、前年比は7.6%下落をみている格好だ。新築は前年を6.3%下回る21万7600ドルと予想。22万1200ドルから引き下げた。2010年の価格見通しについては中古を6500ドル下方修正して19万300ドル、新築は5200ドル引き下げて22万7800ドルとみる。
Posted by 直