2009年06月03日(水)
アルゼンチンBA取引所、小麦作付見通しを13.5%引き下げ
[穀物・大豆]
アルゼンチンのブエノスアイレス取引所は3日、2009/10年度の小麦作付が320万ヘクタールになるとの見通しを発表した。従来見通しから13.5%引き下げ、前年からは3割以上減反の見方である。乾燥と気温低下が影響し、ほとんどの生産地域では作付が進んでいないと説明している。しかも、最近の降雨でも土壌水分がなお低いことを挙げ、更なる下方修正もあり得るという。
取引所によると、これまでに作付が終わっているのは42万ヘクタールとなった。これは前年同期の80万ヘクタールから大きくダウン。また2年前のこの時期には130万ヘクタールだったともして、昨年から干ばつ被害に悩まされていることを示す。
2008/09 年度の大豆収穫はほぼ終わったと報告した。生産は3200万トンと当初見越していた50万トンを大きく下回る。イールドは10年以上ぶりの低水準ともした。一方、コーン収穫は現時点で92.1%終了と記している。生産はこの10年以上みることのなかった1270万トンに落ち留と推定している。大豆、コーンともに干ばつによるダメージを指摘。
Posted by 直