2009年06月23日(火)
5月中古住宅販売は前月比2.36%増、予想は下回る
[経済指標]
全米不動産協会が一戸建てとコンドミニアムあわせて算出した5月の中古住宅販売は年率換算で前月比2.36%増の477万戸となった。2ヶ月連続増加となり、昨年10月以来の高水準を更新。しかし、市場予想は下回った。なお、4月の販売件数は速報の468万戸から466万戸に改定である。
市場別ではまちまちだった。中西部の販売は9.00%増え、3ヶ月ぶりのプラス転換である。北東部も3.90%アップ。一方、南部は横ばいとなり、西部では 0.87%減少している。前年比較すると全体で3.64%ダウンとなった。北東部の販売が10.11%と市場別で最もきつい落ち込み。南部と中西部もそれぞれ前年比マイナスで、西部だけは11.76%増加した。
住宅ストックは前月比3.53%減の379万8000戸だった。ストック/販売比率は9.6ヶ月。4月に昨年11月以来で10ヶ月以上となったのから再び節目を下回った。販売価格は中央値で17万3000ドルだった。前年同月と比べて16.79%下落。西部で30.63%と大きく落ちたが、ほかの市場では1割前後の下げである。平均値にしても全ての市場が前年より下がり、全体で 14.68%のマイナスとなった。
Posted by 直