2009年08月05日(水)
7月ADP民間雇用数は前月から37.1万人減少、予想上回る落ち込み
[経済指標]
米雇用サービスADPによると、7月の非農業部門民間雇用数は前月比37万1000人減った。昨年10月以来の小幅マイナスだが、市場予想は上回る。雇用はこれで18ヶ月連続ダウン。なお、6月の減少数は速報の47万3000人から46万3000人、5月が従来推定48万5000人を下回る46万1000 人にそれぞれ改定となった。
セクター別の雇用は、鉱業と建設を含む製造業で16万9000人減り、2007年1月から31ヶ月連続ダウンで、製造業だけだと9万9000人減、2006年3月から41ヶ月続けてのマイナスだった。ただし、いずれも昨年9月以来の小幅マイナス。サービスは20 万2000人と16ヶ月続けての前月割れで、しかし、昨年10月以来の小さな落ち込み。
ADP のデータは、労働省が手掛ける雇用統計の集計方法に近いという。労働省が7日に発表予定の7月非農業部門雇用数について現時点の市場予想は政府セクターも含めて約33万人の減少となっている。
Posted by 直