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2009年08月20日(木)

8月フィラデルフィア連銀指数は4.2に改善、07年11月以来の水準
  [経済指標]

フィラデルフィア連邦準備銀行が発表した8月の企業景況感指数は前月のマイナス7.5からプラス4.2に改善した。昨年10月からゼロで推移していたのが止まり、また2007年11月以降見ることのなかった高水準である。市場予想も上回った。

活動別指数でもゼロを超えたものが目立つ。新規受注は4.2で、これも昨年9月以来のプラス転換。出荷は0.6となり、前月のマイナス9.5から上がった。在庫は2007年10月から今年7月まで2年近く、マイナス圏で推移していたのが、8月に0.3とわずかにもゼロを上回った。

縮小基調が続いている指数もあるが、前月よりペースは鈍化している。雇用がマイナス12.9。昨年8月から連続してゼロを割っており、ただ前月のマイナス25.3からは改善した。受注残がマイナス9.3、納期マイナス7.0で、いずれも前月よりマイナス幅が縮んだ。

生産コストを示す支払い指数がマイナス3.5からプラス10.0に転換した。昨年11月から続くマイナス圏での推移にブレーキがかかった格好である。販売価格を示す受取り指数はマイナス1.5。こちらは昨年11月からゼロを下回ったままだが、8月は前月のマイナス21.5より大きく改善してこの10ヶ月間で最も高い。

向こう6ヶ月の見通しを表す指数が51.9から56.8に上昇した。ただ、7月に下がった分を全て戻すには至らず。新規受注が前月とほぼ横ばいの46.5。出荷は47.3で、前月の45.4よりアップも、6月と比べるとなお低い。また、雇用は一ヶ月前の13.0に対し8月は 12.9だった。設備投資は前月の2.4からゼロにとどまった。

支払い見通し指数が7月の23.0から23.9、受取り見通し指数は11.2から13.6にそれぞれ上昇した。いずれも昨年9月以来の高水準を更新。

Posted by 直   

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