2009年09月01日(火)
2010年米コーン増反見通し、大豆は減少に・専門誌調査
[穀物・大豆]
米農業専門誌ファーム・フューチャーズは1日、 2010年の作付意向初回調査で国内コーン増反見通しとなったことを発表した。調査は741件の農家を対象に7月24-8月5日に実施し、コーン作付予測が8750万ヘクタール。米農務省(USDA)の2009年作付推定を50万ヘクタール上回る。2009年には大豆への乗り換えが進み、2010年はコーンに戻るのを反映していると説明する。
このため、大豆が前年のUSDA推定より270万ヘクタール減少して7500万ヘクタールの見通しとなった。コーンとの価格差で大豆生産が好ましいものの、この2年間は収穫が低調だったために農家の失望を買う格好になっていると解説。ただ、冬場の天候によって来年作業に着手する頃には作付計画も変わっている可能性は十分とも指摘した。
このほか、同誌はこのたびの調査で最も意外だったのは小麦の作付意向としている。前年から2%増えて6110万ヘクタールの見通し。前年比がプラスとなるのは間もなく作業の始まる硬質赤色冬小麦(HRW)であり、ほかの品種は小幅ダウンが予想されるとした。
Posted by 直