2009年09月02日(水)
8月ADP民間雇用は前月から29.8万人減少、予想以上の落ち込み
[経済指標]
米雇用サービスADPによると、8月の非農業部門民間雇用数は前月比29万8000人減った。19ヶ月連続ダウンで、市場予想も上回る。それでも、4月からの減少幅の縮小基調が続き、この結果、8月は昨年9月以来の小幅マイナス。また、7月の減少数が速報の37万1000人から36万人に改定となり、6月分は43万3000人と従来推定の46万3000人より少ない。
セクター別の雇用は、鉱業と建設を含む製造業で15万2000人減り、 2007年1月から32ヶ月連続ダウンとなった。しかし、これは昨年9月と以来の小幅マイナスだ。製造業だけだと7万4000人減。2006年3月から 42ヶ月続けてのマイナスで、しかし昨年7月以降みることのなかった小幅マイナスである。サービスは14万6000人と17ヶ月続けての前月割れで、また昨年8月以来の小さな落ち込み。
ADP のデータは、労働省が手掛ける雇用統計の集計方法に近いという。労働省が4日に発表予定の8月非農業部門雇用数について現時点の市場予想は政府セクターも含めて約22万5000人減少となっている。
Posted by 直