2009年09月04日(金)
8月失業率は9.66%に上昇、予想以上に悪化
[経済指標]
米労働省が発表した8月の失業率は9.66%となった。前月の9.36%から上昇し、1983年6月以来の高水準を更新。市場が予想していた以上の悪化である。
失業率の母数で、実際に就労中の人や就職活動を行なっている失業者など自己申告をベースとした労働力人口は前月が前月比ほぼ横ばいだった。労働力人口への参加率が2ヶ月連続して65.5%。1月と3月にも記録した1987年9月以来の低水準である。労働力人口に参加しなかった向きが3ヶ月連続増加し、しかし仕事を求めている向きは減少した。
労働力人口のうち失業者が前月比3.22%増加した。7月に昨年4月以来のマイナス転落となったのから再び前月よりアップ。一方、就業者は0.28%、4ヶ月連続減少である。就業者が労働力人口占める比率は59.2%で、1984年3月以来の低水準となった。
Posted by 直