2007年01月25日(木)
金融政策は明らかに緩和的、スタークECB理事
[要人発言]
欧州中銀(ECB)のスターク理事は25日、欧州圏の金利水準は依然として低すぎるとの見解を語ったと伝えられている。低金利によってマネーとクレジットは力強く伸びており、多大な流動性をもたらしていると、現在の金融政策が明らかに緩和的であるとの見方を示した。
物価については過去の原油価格上昇による消費者物価への影響が予想以上に大きく残っているとした他、原油価格の再上昇や間接税の引き上げ、賃金上昇圧力が予想以上に強いことなどを理由に、上昇リスクは依然として残っていると分析した。
また、政治的に独立した機関として、ECBは常に物価の安定に必要と思われる行動を取ると、ECBの方針に批判的なフランスなどの政治家の動きを牽制する発言も見られた。
Posted by 松