2009年09月30日(水)
9月ADP民間雇用数は前月から25.4万人減少、予想以上の落ち込み
[経済指標]
米雇用サービスADPによると、9月の非農業部門民間雇用数は前月比25万4000人減となった。20ヶ月連続ダウンで、市場が予想していた以上の落ち込み。それでも、減少幅は3月に70万を超えてから縮小基調にある。9月は昨年7月以来の小幅マイナスだ。また、8月の減少数が速報の29万8000人から 27万7000人に改定となり、7月分は34万7000人と従来推定の36万人より少ない。
セクター別の雇用は、鉱業と建設を含む製造業で15万1000人減った。2007年1月から33ヶ月連続ダウンで、前月を1000人上回る減少だ。製造業だけだと7万4000人、2006年3月から 43ヶ月続けての前月割れ。また一ヶ月前より2000人多いマイナス幅となった。サービスは10万3000人と17ヶ月続けて減少した。ただし、サービス業では昨年7月以来の小さな落ち込みである。
ADP のデータは、労働省が手掛ける雇用統計の集計方法に近いという。労働省が2日に発表予定の9月非農業部門雇用数について現時点の市場予想は政府セクターも含めて約18万人減少となっている。8月の非農業部門雇用数は24万6000人減、民間だけで19万8000人のマイナスだった。
Posted by 直