2009年10月15日(木)
10月NY連銀指数は34.57に上昇、04年5月以来の高水準
[経済指標]
ニューヨーク連邦準備銀行が発表した10月の製造業景況感指数は34.57となった。前月の18.88から上昇し、2004年5月以来の高水準である。市場予想も上回った。
雇用が10.39となった。前月のマイナス8.33から上昇。昨年7月以降続いたマイナス圏での推移が止まっただけでなく、2007年10月の17.44に次ぐ水準にアップだ。新規受注が30.82で2005年8月以来、出荷は35.08で2006年3月以来の高水準をそれぞれ更新。受注残は2.60となった。昨年3月以来でゼロを超え、また2007年10月以来、ちょうど2年ぶりの高水準である。納期は昨年3月に次ぐ高水準の3.90。労働時間は 20.78と、2007年10月以来で20を超えた。在庫は前月のマイナス25.00マイナス18.18にやや改善。
生産コストを示す支払い指数が19.48で、前月の20.24から低下した。一方、販売価格を表す受取り指数はマイナス5.19。昨年12月からマイナス圏での推移を続け、また10月には前月のマイナス3.57からややダウン。
6ヶ月先の期待指数は3.40ポイント上がって55.69となった。2004年10月以来の高水準を更新。新規受注が2005年8月以来となる52.36に改善し、出荷も53.28と2004年10月以来の水準にアップである。受注残は2007年2月以来となる10.90に上がった。雇用が前月を約10ポイント上回る18.84で、これは昨年9月以来の高水準だ。設備投資については18.18、テクノロジーだけで12.99とそれぞれ前月より高い。
物価見通しに関すると、支払いが36.90から24.68に下がった。4ヶ月ぶりの低水準にもなる。反面、受取りは9.52から10.39に上がり、昨年10月以来の高水準。
Posted by 直