2009年10月20日(火)
9月の新規住宅着工59万戸、予想下回る
[経済指標]
米商務省によると、9月の新規住宅着工件数は年率換算で59万戸だった。8月の着工件数が速報の59万8000から58万7000戸に改定となったため、 9月は前月比1.53%増である。しかし、市場予想は下回った。なお、7月の着工件数は従来推定58万9000戸より多い59万3000戸に改定。
市場別には、南部以外揃って前月から落ちた。西部で8.80%と市場別で最も大幅ダウン。この結果11万4000戸と5ヶ月ぶりの低水準となった。北東部 5.48%減、中西部1.83%減と続く。南部は7.14%増加し、2月以来で30万戸に回復。前年比較だと全体で28.22%減り、全ての市場で前年を下回った。特に北東部で38.39%ダウンと市場別で最もきつい。住宅タイプ別にみると、一戸建てが前月比3.94%増加した。8月に6ヶ月ぶりのマイナス転落したのから改善。一方、5世帯以上の集合住宅は一ヶ月前から23.53%減った。前年比だと一戸建て8.74%、集合住宅69.29%それぞれ減少した。
先行指標となる建築許可件数は前月比1.21%減少し、57万3000戸とこれも市場が見越していたより低い。
市場別には北東部と中西部が横ばいで、南部が1.68%、西部1.65%それぞれ前月比マイナスである。前年比較になると各市場ダウンとなり、このうち北東部と西部は約3割ダウン。全体で28.91%落ちた。住宅タイプ別の建築許可は、一戸建てが前月比3.02%減。8月の許可件数が僅かにも前月を上回る水準に改定となったため、9月に6ヶ月ぶりのマイナス転落だ。集合住宅に関すると、5世帯以上が7.22%増加し、2-4世帯は前月比変わらず。前年比は、一戸建てと集合住宅いずれもダウンである。
Posted by 直