2009年11月06日(金)
10月失業率は10.2%に上昇、予想以上の悪化
[経済指標]
米労働省が発表した10月の失業率は10.20%となった。前月の9.83%から上昇し、1983年3月に10.31%となって以来の高水準。10%の節目を超えて市場が予想していた以上に悪化した格好になる。
失業率の母数で、実際に就労中の人や就職活動を行なっている失業者など自己申告をベースとした労働力人口は前月を僅かに下回った。労働力人口への参加率は前月の65.2%から65.1 %にダウンで、1986年4月以来の低水準だ。労働力人口に参加しなかった向きが5ヶ月連続で増加し、仕事を求めている向きも増えた。
労働力人口のうち失業者が前月比3.69%、3ヶ月連続で増加した。就業者は0.42%ダウン、6ヶ月連続して減少。就業者が労働力人口占める比率は58.5%で、1983年10月以来の低水準となる。
Posted by 直