2009年05月06日(水)
4月ADP民間雇用数は49.1万人減少、予想ほどの落ち込みとならず
[経済指標]
米雇用サービスADPによると、4月の非農業部門民間雇用数は前月比49万1000人減った。昨年2月から15ヶ月連続ダウン。ただし、昨年10月以来の小幅マイナスで、市場が予想していたほど落ち込まなかった。また、3月の減少数は速報で74万2000人だったのから70万8000人に改定。2月も68 万1000トンと従来推定70万6000人を下回る。
セクター別雇用は、鉱工業と建設を含む製造業で2007年1月から 28ヶ月連続して減少したが、4月は26万2000人と今年最小のマイナスだった。製造業だけだと15万9000人ダウン。2006年3月から38ヶ月続けて前月を下回り、しかしこちらも昨年末以来の小幅減少だ。サービスが13ヶ月続けて前月より少ないながら、22万9000人と昨年10月以来の小さな落ち込みである。
ADP のデータは、労働省が手掛ける雇用統計の集計方法に近いという。ただし、労働省が8日に発表予定の4月非農業部門雇用数について、現時点の市場予想は62 万人の減少。これから過去12ヶ月間の政府雇用平均増加数8000人を差し引いても、ADPの数字とは対照的に弱気の数字を見越している格好になる。
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2009年05月05日(火)
4月ISMサービスは43.7に上昇、予想も上回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、4月の非製造業(サービス)NMI指数は43.7となった。7ヶ月連続して好不調の分岐点である50を下回ったが、前月の前月の40.8からは上昇。市場予想も上回った。ビジネス指数は1.1ポイント上がって45.2。やはり昨年10月から50を超えたことはないながらも、4月はこの間で最も高い。2月にビジネスの伸びを報告した業種は、18あるうち不動産関連、美術・娯楽、小売など7業種と前月の1業種から大きく増えた。
活動別にもほとんどが依然として縮小を意味する水準にあり、しかし前月からは上昇したものが大勢である。新規受注は8.2ポイント上がり、47.0と昨年9月以来の高水準になった。輸出向けでは9.5ポイントアップ。昨年10月以来となる48.5に上昇した。受注残は3ポイントのプラス。雇用は37.0だった。前月から4.7ポイント上昇し、前月の低下分をほぼ戻した。在庫は43.0と今年最高になる。価格指数は前月の39.1から 40.0に上がった。
Posted by 直
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