2009年05月13日(水)
ロシア国産ビートからの砂糖生産、310万-320万トンに減少見通し
[砂糖]
ロシアの砂糖生産者組合は13日、2009年に国産ビートから310万-320万トンの砂糖を生産するとの見通しを発表した。前年の350万トンより減少の見方。3月から4月初めにかけての気温低下、4月は降霜に見舞われ、雨不足もありさくづけが2-3週間後れたためという。
組合によると、作付は12日時点で70万9200ヘクタールとなった。前年同期の76万8300ヘクタールを下回る。
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4月米住宅差し押さえ件数、月間で過去最高更新
[金融・経済]
米不動産情報のリアルティトラックによると、4月の米住宅差し押さえ件数は34万2038件だった。前月から0.25% と小幅ながらも一段の増加。3月に2005年の調査開始から月間の差し押さえ件数として過去最高を更新したが、4月は再び記録を塗り替えた格好になる。前年同月に比べると32.25%増加。
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4月小売売上高は前月から0.37%減少、予想以上の落ち込み
[経済指標]
米商務省によると、4月の小売売上高は前月比0.37%減少した。2ヶ月連続ダウン。3月の1.31%よりペースは大きく鈍化したものの、市場予想は上回る落ち込みだ。なお、3月の前月比は速報の1.14%より改定となった。
4 月の売上高で前月を下回ったカテゴリーが増加よりやや多かった。減少で目立ったのが電気製品で2.84%ダウン。また、ガソリンスタンドでも2.32%落ちた。このほか、食品・飲料、衣料品、家具なども前月割れ。増加したものでは、健康関連が0.36%、スポーツ・趣味・娯楽の0.35%が特に高い伸び。自動車および部品は0.20%のプラスである。
自動車関連を除いた小売売上高は0.48%減少した。市場の横ばい見通しに反して2ヶ月続けて前月比マイナスとなった。ガソリンを除いて0.51%、自動車とガソリンを除くと0.42%それぞれ前月を下回る。
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08/09年度仏軟質小麦在庫推定、5000トンの下方修正
[穀物・大豆]
フランス政府の新機関FranceAgriMerは13日、2008/09年度の国内軟質小麦在庫を389万5000トンと推定していることを発表した。従来の390万トンを僅かに下回る。コーン在庫推定は287万 5000トンから311万1000トンに引き上げた。
FranceAgriMerは仏穀物局(ONIGC)など5つの政府機関を一つに統合して設立たものである。4月にONIGCがそれまで手掛けていた月次報告を引き継いだ。
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OPEC、09年度世界石油需要推定を15万バレル引き下げ
[エネルギー]
石油輸出国機構(OPEC)は13日に発表した月報で、2009年度世界石油需要を日量8,403万バレルと推定、前月から15万バレル下方修正した。米国の需要を16万バレル、中国を3万バレルそれぞれ引き下げている。需要は前年から156万バレル、1.8%減少する。世界経済の落ち込みのペースはやや和らいだものの、実質的な回復はまだ先だと指摘、需要の先行きに対して厳しい見方を示した。
非OPEC諸国の生産は日量4,855万バレルと前月から7万バレルの小幅引き下げ。OPECの4月産油量は日量2,814.4万バレルと前月から21.9万バレル増加。イランの生産が9万バレル増えたほか、ナイジェリアとUAE、イラクを除く加盟国では小幅ながら生産量が増えている。イラクを除く11ヶ国の産油量は日量2,581.1万バレルと前月から22.3万バレル増加。昨年12月に決定した減産目標を依然として90万バレル以上上回っている。
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2009年05月12日(火)
1-3月期中古住宅価格、一戸建てとアパート揃って前年割れ
[金融・経済]
全米不動産協会(NAR)は12日、1-3月期に中古一戸建て住宅価格中央値が前年同期を13.8%下回る16万 9000ドルだったと発表した。西部で一年前より19.8%下がって、市場別で最もきつい落ち込みである。北東部で15.9%、南部では10.8%とやはりいずれも1割を超える価格下落だった。中西部は6.8%のマイナス。
NARによると、1-3月期中古アパート・コンドミニアムの価格は全国で17万2800ドルとなり、これは一年前から20.2%下がった。市場別では一戸建て同様に西部の25.7%が最も大幅マイナスである。南部で 24.8%、中西部ではちょうど20%それぞれダウン。北東部は11.9%落ちた。
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非OPEC産油国の生産は前年から50万バレル減少、IEA
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)の田中事務局長は12日、ポーランドのIEA加盟を発表する会見で、メキシコなど非 OPEC産油国の2,009年の生産量が前年から日量50万バレル減少するとの見通しを明らかにした。4月の月報で38万バレルの減少としていたのから修正する恰好となる。また、28日に総会を開くOPECに対しては、生産量の据え置きを求めると改めて表明、柔軟な意志決定のプロセスに期待したいとした、
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インド政府、2008/09年度砂糖きび生産推定引き下げ
[砂糖]
インド政府は12日、2008/09年度砂糖きびの生産を2億8923万トンと見越していることを発表した。2月時点での推定2億9045万トンから引き下げた。
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3月貿易収支は275.8万ドルの赤字、8ヶ月ぶりに赤字拡大
[経済指標]
米商務省が発表した3月の貿易収支は275億7700万ドルの赤字となった。前月比5.52%増で、昨年7月以来の赤字拡大。それでも、これで2ヶ月連続して約7年ぶりの300億ドル割れであり、また市場予想も下回る。なお、2月の赤字は速報の259億6500万ドルから261億3400万ドルに改定。
1-3月期は899億1500万ドルの赤字になり、前年同期から49.61%縮小した。
3 月の輸出が2.38%減少した。モノだけで2.97%のマイナス。2月に昨年7月以来のプラス転換したのが、再びダウンである。資本財が民間航空機や同エンジン・部品、通信機器、半導体などを中心に5.20%減となった。消費財は4.24%落ち、医薬品や玩具、化粧品、家電といった製品の減少が特に大きい。自動車関連も4.02%のマイナス。一方、食品・飼料・飲料は2.49%増え、工業品も0.28%と小幅ながらも増加した。サービス輸出は 1.19%、3ヶ月連続減少。
輸入が1.03%減少した。8ヶ月続けてダウンだが、3月はこの間で最も小幅のマイナスになる。モノの輸入が1.04%減で、全体同様に昨年8月から前月比マイナスを維持であり、しかしペースは著しく鈍化した。カテゴリー別でもまちまち。工業品は2.06%減り、8ヶ月連続のマイナス。しかし、昨年10月以来の小幅減少にとどまった。背景にあるのが、石油や一部エネルギー製品や化学品のプラス転換。特に、原油は季節調整前で前月を19.87%上回った。前月比プラス自体が5ヶ月ぶりで、また伸び率は昨年7月以来の高水準。単位価格が昨年8月から今年2月まで続いた下落が止まり、41.36ドルに上昇した。買い付け規模も前月から2.66%増えて日量934万5000バレルとなった。原油は季節調整後でも前月からアップとなり、また液化ガスや金属関連も増加。天然ガスやタバコ、紙などは減少した。
資本財も1.73%減り、これは6ヶ月連続のマイナスである。しかし、これもまたペースは鈍った。工業エンジンや機械などがダウン。民間機部品も減ったが、民間機は増加した。またコンピュータ関連、半導体もアップ。消費財は玩具や家電、アパレルなどを中心に0.80%、5ヶ月ぶりに増加した。自動車関連は0.24%のプラスで、昨年6月以来で前月を上回った。食品・飼料・飲料も5ヶ月ぶりのプラス転換で、0.52%増加。サービス輸入は096%減った。7ヶ月連続のマイナスだが、前月より緩やかな減少である。
物価上昇を考慮した実質値(リアルマネー)ではモノの赤字が前月比0.66%増の359億ドルだった。石油関連が3.67%落ちたものの、非石油は2.81%アップ。
国別で赤字最大の対中国が156億1800万ドルとなった。前月の141億9600万ドルから拡大。対日も22億600万ドルから26億600万ドルに膨らんだ。メキシコとのギャップも広がり、しかし対カナダの赤字が縮小した。石油輸出国機構(OPEC)に対する赤字は20億8400万ドルから23億 6300万ドルにアップ。対ナイジェリアで前月の2倍近い赤字となり、サウジアラビアとのギャップも広がった。しかし、ベネズエラに対する赤字は前月より縮小。
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08/09年度インドコーンと大豆生産推定引き上げ、小麦は下方修正
[穀物・大豆]
インド政府は12日、2008/09年度食用穀物生産推定を引き上げた。3回目となる推定は2億2985万トン。前年度の2億3078万トンを下回る見方だが、従来見越していた2億2788万トン世を上方修正。
個別にはコーンを1848万トンとみており、これは8.5%の引き上げである。大豆を含む油種は8.4%の上方修正で、2813万トン。一方、小麦は7778万トンから7763万トンに引き下げた。
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