2009年05月05日(火)
米失業率、来年初めにピークの見通し・FRB議長
[要人発言]
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は5日に米上下両院合同経済委員会で景気見通しについて証言し、失業率が来年初めに10%目前でピークをつけるとの見通しを示した。景気自体は今年終わりに上向き始めるのを見越すが、ペースは極めて緩やかで、このため失業率や設備稼働率の上昇も来年にかけて続くとした。
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4月ISMサービスは43.7に上昇、予想も上回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、4月の非製造業(サービス)NMI指数は43.7となった。7ヶ月連続して好不調の分岐点である50を下回ったが、前月の前月の40.8からは上昇。市場予想も上回った。ビジネス指数は1.1ポイント上がって45.2。やはり昨年10月から50を超えたことはないながらも、4月はこの間で最も高い。2月にビジネスの伸びを報告した業種は、18あるうち不動産関連、美術・娯楽、小売など7業種と前月の1業種から大きく増えた。
活動別にもほとんどが依然として縮小を意味する水準にあり、しかし前月からは上昇したものが大勢である。新規受注は8.2ポイント上がり、47.0と昨年9月以来の高水準になった。輸出向けでは9.5ポイントアップ。昨年10月以来となる48.5に上昇した。受注残は3ポイントのプラス。雇用は37.0だった。前月から4.7ポイント上昇し、前月の低下分をほぼ戻した。在庫は43.0と今年最高になる。価格指数は前月の39.1から 40.0に上がった。
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議長国の間は生産割当引き上げを求めない、アンゴラOPEC理事
[エネルギー]
アンゴラのフェライラOPEC理事は5日、同国はOPECの議長国を務める2009年の間に生産割り当ての引き上げを求めるつもりはないとの考えを明らかにした。プラッツ社が伝えた。議長国が割り当て変更といった特別待遇を求めることは出来ないとする一方、将来的に何が出来るかを検討すると、2,010年以降に割り当ての引き上げを求めることに含みを持たせた。
同国の生産割当は日量152万バレルだが、輸出スケジュールによると5月は165万バレル、6月には178万バレルの出荷が見込まれており、実際の生産は生産枠を大幅に上回っていると思われる。理事はまた、現在の価格水準については、50ドル以上で推移する限り満足していると発言。28日に開かれる臨時総会については、追加減産の可能性に論じるのは時期尚早とした。
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ロシア粗糖輸入、季節関税適用期限終わって増加見通し
[砂糖]
ロシアの砂糖生産者組合は5日、5月の粗糖輸入が大幅増加するのを見通していると発表した。政府が3月に、季節関税の適用期限を従来の5月31日から4月30日に早めたためという。協会が見越すのは45万トンで、これは前年同月の10万6000トンを大きく上回る見方になる。5月の関税は1トン165ドル。前月の同220ドルから引き下げだ。
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フィリピン飼料向け小麦輸入、8年ぶり高水準に膨らむ可能性
[穀物・大豆]
フィリピンの飼料メーカー協会Pafmi幹部は5日、2009年の同国飼料向け小麦輸入が8年ぶりの高水準となる180 万トンに膨らむ可能性を示した。潤沢な供給を背景に国際価格が比較的安いことが買い付けを押し上げるとの見方である。また、免税輸入が5月に期限切れになっても輸入は上向くのを見込むという。同氏によると、地元業者はすでに100万トンを購入済み。
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2009年05月04日(月)
2008/09年度ブラジル大豆生産推定、下方修正の可能性
[穀物・大豆]
ブラジル農業顧問アグルーラルのアナリストは4日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、2008/09年度の国内大豆生産推定を現行の5830万トンから引き下げる可能性があることを明かした。南部のリオ・グランデ・ド・スル州の生産ダウンを理由にしている。3月4月の晴天は収穫を進めるのに寄与したが、豆の乾燥にも至ったとコメント。リオ・グランデ・ド・スル州の生産は従来見越す860万トンには届かないだろうという。同氏は具体的な推定は8日に発表予定と述べた。
同氏はこのほか、南部の収穫が今週に終わる見通しを示した。4月30日時点で生産規模が2番目に大きいパラナ州の作付が98%終わり、3位のリオ・グランデ・ド・スル州が89%終了。国内全体で前年同期を3ポイント上回る92%が作付済みとなった。最大のマットグロッソ州やマット・グロッソ・ド・スル州、サンパウロ州では完了している。
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3月住宅販売ペンディング指数は3.17%上昇、予想大きく上回る
[経済指標]
全米不動産協会(NAR)が発表した3月の住宅販売ペンディング指数は前月比3.17%上昇した。2ヶ月連続プラス。市場予想も大きく上回っている。なお、2月の伸び率は速報での2.11%から1.99%に改定となった。3月は南部で8.50%上がり、これも2ヶ月続けて前月からアップである。西部では 3.91%のプラス転換。一方、北東部で5.71%、中西部では0.96%それぞれ下げに転じた。
前年比較すると全体で1.08%上がった。中西部で8.25%と市場別で最も高い伸びとなり、次いで南部の7.74%上昇。西部は一年前より1.68%高い。しかし、北東部だけは24.11%落ち込んだ。
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インドは4月に30トンの金を輸入、ボンベイブリオン協会
[メタル]
ボンベイブリオン協会のハンディア会長は4日、同国は4月に30トンの金輸入が見られた事を明らかにした。前年同月の輸入は24トンだった。
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ロシアの4月原油生産は日量981.0万バレル、前年比で1.3%増加
[エネルギー]
ロシアエネルギー省の担当機関が週末に明らかにしたデータによると、同国の4月原油生産は4,031万5,000トン (日量981.0万バレル)と前年比で1.3%増加した。前月比では0.5%の増加となる。同国の生産量は2008年を通じて前年比で減少、今年に入っても2月までは減少が続いていたが、3月に入ってようやく前年比で増加に転じた。
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2008/09年度インドコーヒー生産推定5.2%引き下げ・コーヒー局
[コーヒー]
インドコーヒー局は4日、2008/09年度のコーヒー生産推定を5.2%引き下げた。従来は27万6000トンを見越していたが、季節外れの雨を理由に26万2300トンに改定。種類別には、アラビカを9万500トンから7万9500トン、ロブスタを18万6550トンから18万2800トンにそれぞれ下方修正した。引き下げの結果、アラビカが前年比14%落ち込み、1994/95年度以来の低水準をみている。しかし、ロブスタは7.8%増と前年比プラスの見方を維持。
また、同局によると、2009年に入ってからのコーヒー輸出は4月29日時点で7万3288トンだった。前年同期を18%下回ったという。
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