2009年05月18日(月)
5月の住宅市場指数は16、昨年9月以来の高水準
[経済指標]
全米住宅建設業協会(NAHB)が発表した5月の住宅市場指数(HMI)は16となった。前月から2ポイント上昇。これで2ヶ月連続アップで、昨年9月以来の高水準である。ただ、一年前の19に比べると低い。
一戸建て住宅販売の現状を示す指数が前月の12(速報の13から修正)から14に上がり、これは昨年10月の水準に戻った。見通し指数は前月の24(25から修正)を上回る27で、昨年9月以来の高水準を更新。見込み客の活況度を表す指数は13だった。前月分が速報の14から13に改定となったため、4月は横ばい。2ヶ月続けて昨年9月以来の高水準で推移ということになる。なお、いずれの指数も一年前の水準は下回った。
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ナイジェリア武装勢力、石油輸送海路の閉鎖を宣言
[エネルギー]
ナイジェリア南部を拠点にする武装勢力ニジェールデルタ解放運動(MEND)は17日、石油輸送での主要海路を閉鎖するとの声明を発表した。しかし、ナイジェリア軍高官は米通信社ダウ・ジョーンズに対し、MENDに海路閉鎖の能力はないとして、石油会社には通常通りの作業を続けるよう勧告しているという。ロイヤル・ダッチ・シェルでは作業員の安全のため状況監視を強めているとの同社広報のコメントも伝えられている。
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中国、砂糖備蓄積み増しの計画
[砂糖]
中国政府は18日、砂糖備蓄の積み増しを計画していることを発表した。ただ、具体的な規模や買い付けの時期など詳細は不明。報道によると、政府は昨年暮れから備蓄向けに白糖80万トンを購入済みとなっている。
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1-9月フィリピンコーン生産、コメへの乗り換え背景に減少見通し
[穀物・大豆]
フィリピン農務省は18日、1-9月のコーン生産が552万トンになると見通しを発表した。前年同期の555万トンをやや下回る見方で、降雨続きでコーン収穫よりも適しているとの見方でコメに乗り換える農家が増えたためという。当局によると、1-3月期のコーン生産は前年同期比3.4%減の192万トン。
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2009年05月15日(金)
2009/10年度世界砂糖市場、450万-500トンの供給不足見通し
[砂糖]
国際砂糖機関(ISO)は15日、2009/10年度世界砂糖市場で450万-500万トンの供給不足になるとの見通しを発表した。2008/09年度のギャップ推定を780万トンとしていることから、次年度には需給ひっ迫がやや緩和する見方になる。ただ、ISOはインドの生産増加を前提にしているとコメント。世界生産が2008/09年度並みとなると、次年度の供給は需要を1100万トン下回るといい、需給ひっ迫が進む可能性を示唆した。
ISOは2008/09年度のインド生産を1660万トンと推定している。これは前年度より1190万トン減少の見方だ。一方、2009/10年度の生産を見通すのは尚早とした。
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インド、15日付で小麦先物取引解禁
[穀物・大豆]
インド先物市場委員会のメンバーは15日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、同日付で小麦取引解禁となったことを明かした。取引所が上場限月案を提示、承認を経て取引が始まるという。インドは2007年初め、先物取引の影響による国内価格高騰を理由に小麦とコメ、豆類の取引を禁止。このたびの解除にコメと豆類は含まれていない。
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ナイジェリア武装勢力、南部油田地帯での全面戦争を宣言
[エネルギー]
ナイジェリア南部を拠点にする武装勢力、ニジェール・デルタ解放運動(MEND)は15日、メディアに送った声明の中で油田地帯における全面戦争を宣言、戦闘に参加できる年齢の男性に対し、自由のための戦いに参加するように呼びかけた。また、操業を行っている石油企業に対しては、週末までに職員を退去させるよう、改めて警告した。
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4月消費者物価指数は前月から0.02%下落、ほぼ予想通り
[経済指標]
米労働省が発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.02%下落した。前月に0.14%下がったのが、ほぼ横ばいになり、これは市場予想通りである。一方、変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数が0.25%上昇で、昨年7月以来の高水準。市場予想も上回った。
エネルギーが2.38%下がった。2ヶ月連続ダウンだが、前月よりペースは鈍い。ガソリンが2.77%ダウンで、やはり前月より下げ渋り。一方、ガス・電力が前月以上に落ち込んで、2.17%のマイナスだった。食品は0.18%下がった。3ヶ月続けての下落。ペースもじわりと速まった。油製品と乳製品、非常アルコール飲料がそれぞれ1%以上の値下がり。野菜・果物と肉は横ばいだった。
コア部分ではアパレル価格が0.17%下がった。紳士服の落ち込みで、婦人服や子供服の上昇でも補えなかった。航空運賃は1.53%ダウン。レクレーションが0.42%のマイナス転落である。一方、宿泊料金は0.51% 上昇に転じた。家賃は0.17%と前月とほぼ同ペースの伸びである。新車は0.42%高い。
3月のCPI は前年同月と比べると0.62%下落した。1955年6月以来の大きな前年比マイナスを記録している。コアは前年同月比1.91%上昇した。昨年末から金融当局の許容上限といわれる2%を下回っているが、4月の伸び率は前月よりやや高い。
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5月NY連銀指数はマイナス4.55に回復、予想も上回る
[経済指標]
ニューヨーク連邦準備銀行が発表した5月の製造業景況感指数はマイナス4.55となった。これで13ヶ月連続してゼロを下回る。しかし、前月のマイナス14.65から昨年8月以来の水準に上昇した。市場予想と比べても高い。
出荷が前月のマイナス1.79からプラス1.29に改善した。ゼロを超えたのは昨年7月以来。ほかの活動別指数は揃って縮小を意味するマイナス圏にあるが、大勢は前月よりも高い。雇用はマイナス23.86。5ヶ月連続してゼロより低いものの、5月は今年最高水準となった。在庫はマイナス21.59。前月にマイナス35.96で調査史上最低を更新したのから下げ渋った格好になる。受注残はマイナス10.23と昨年9月以来の高水準だ。しかし、新規受注が前月のマイナス3.88からマイナス9.01に落ちた。
生産コストを示す支払い指数が前月のマイナス11.36.だった。2ヶ月連続してマイナス14.61だったのから上昇し、年初来最高だ。一方、販売価格を表す受取り指数はマイナス17.98だったのがマイナス27.27に落ち、これは 2001年7月に記録が始まって最低である。
6ヶ月先の期待指数は33.10から43.80、2007年10月以来の水準に上昇した。活動別にも改善が多く、雇用が7ヶ月ぶりにゼロを超えた。前月のマイナス4.62からプラス0.65にアップだ。新規受注が46.49と2006年2月以来の水準に改善し、出荷が昨年9月以来の高水準になる39.64。在庫が前月の過去最低となるマイナス21.35からマイナス10.23に上がった。一方、設備投資がマイナス1.14、テクノロジーに限っての投資計画ではマイナス4.55、となり、それぞれ前月より小幅ダウン。
物価見通しに関すると、支払いが7.87から9.09に上昇した。昨年11月以来の高水準になる。受取りは前月のマイナス2.25に対して5月はマイナス2.27となった。
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