2009年05月12日(火)
1-3月期中古住宅価格、一戸建てとアパート揃って前年割れ
[金融・経済]
全米不動産協会(NAR)は12日、1-3月期に中古一戸建て住宅価格中央値が前年同期を13.8%下回る16万 9000ドルだったと発表した。西部で一年前より19.8%下がって、市場別で最もきつい落ち込みである。北東部で15.9%、南部では10.8%とやはりいずれも1割を超える価格下落だった。中西部は6.8%のマイナス。
NARによると、1-3月期中古アパート・コンドミニアムの価格は全国で17万2800ドルとなり、これは一年前から20.2%下がった。市場別では一戸建て同様に西部の25.7%が最も大幅マイナスである。南部で 24.8%、中西部ではちょうど20%それぞれダウン。北東部は11.9%落ちた。
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非OPEC産油国の生産は前年から50万バレル減少、IEA
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)の田中事務局長は12日、ポーランドのIEA加盟を発表する会見で、メキシコなど非 OPEC産油国の2,009年の生産量が前年から日量50万バレル減少するとの見通しを明らかにした。4月の月報で38万バレルの減少としていたのから修正する恰好となる。また、28日に総会を開くOPECに対しては、生産量の据え置きを求めると改めて表明、柔軟な意志決定のプロセスに期待したいとした、
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インド政府、2008/09年度砂糖きび生産推定引き下げ
[砂糖]
インド政府は12日、2008/09年度砂糖きびの生産を2億8923万トンと見越していることを発表した。2月時点での推定2億9045万トンから引き下げた。
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3月貿易収支は275.8万ドルの赤字、8ヶ月ぶりに赤字拡大
[経済指標]
米商務省が発表した3月の貿易収支は275億7700万ドルの赤字となった。前月比5.52%増で、昨年7月以来の赤字拡大。それでも、これで2ヶ月連続して約7年ぶりの300億ドル割れであり、また市場予想も下回る。なお、2月の赤字は速報の259億6500万ドルから261億3400万ドルに改定。
1-3月期は899億1500万ドルの赤字になり、前年同期から49.61%縮小した。
3 月の輸出が2.38%減少した。モノだけで2.97%のマイナス。2月に昨年7月以来のプラス転換したのが、再びダウンである。資本財が民間航空機や同エンジン・部品、通信機器、半導体などを中心に5.20%減となった。消費財は4.24%落ち、医薬品や玩具、化粧品、家電といった製品の減少が特に大きい。自動車関連も4.02%のマイナス。一方、食品・飼料・飲料は2.49%増え、工業品も0.28%と小幅ながらも増加した。サービス輸出は 1.19%、3ヶ月連続減少。
輸入が1.03%減少した。8ヶ月続けてダウンだが、3月はこの間で最も小幅のマイナスになる。モノの輸入が1.04%減で、全体同様に昨年8月から前月比マイナスを維持であり、しかしペースは著しく鈍化した。カテゴリー別でもまちまち。工業品は2.06%減り、8ヶ月連続のマイナス。しかし、昨年10月以来の小幅減少にとどまった。背景にあるのが、石油や一部エネルギー製品や化学品のプラス転換。特に、原油は季節調整前で前月を19.87%上回った。前月比プラス自体が5ヶ月ぶりで、また伸び率は昨年7月以来の高水準。単位価格が昨年8月から今年2月まで続いた下落が止まり、41.36ドルに上昇した。買い付け規模も前月から2.66%増えて日量934万5000バレルとなった。原油は季節調整後でも前月からアップとなり、また液化ガスや金属関連も増加。天然ガスやタバコ、紙などは減少した。
資本財も1.73%減り、これは6ヶ月連続のマイナスである。しかし、これもまたペースは鈍った。工業エンジンや機械などがダウン。民間機部品も減ったが、民間機は増加した。またコンピュータ関連、半導体もアップ。消費財は玩具や家電、アパレルなどを中心に0.80%、5ヶ月ぶりに増加した。自動車関連は0.24%のプラスで、昨年6月以来で前月を上回った。食品・飼料・飲料も5ヶ月ぶりのプラス転換で、0.52%増加。サービス輸入は096%減った。7ヶ月連続のマイナスだが、前月より緩やかな減少である。
物価上昇を考慮した実質値(リアルマネー)ではモノの赤字が前月比0.66%増の359億ドルだった。石油関連が3.67%落ちたものの、非石油は2.81%アップ。
国別で赤字最大の対中国が156億1800万ドルとなった。前月の141億9600万ドルから拡大。対日も22億600万ドルから26億600万ドルに膨らんだ。メキシコとのギャップも広がり、しかし対カナダの赤字が縮小した。石油輸出国機構(OPEC)に対する赤字は20億8400万ドルから23億 6300万ドルにアップ。対ナイジェリアで前月の2倍近い赤字となり、サウジアラビアとのギャップも広がった。しかし、ベネズエラに対する赤字は前月より縮小。
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08/09年度インドコーンと大豆生産推定引き上げ、小麦は下方修正
[穀物・大豆]
インド政府は12日、2008/09年度食用穀物生産推定を引き上げた。3回目となる推定は2億2985万トン。前年度の2億3078万トンを下回る見方だが、従来見越していた2億2788万トン世を上方修正。
個別にはコーンを1848万トンとみており、これは8.5%の引き上げである。大豆を含む油種は8.4%の上方修正で、2813万トン。一方、小麦は7778万トンから7763万トンに引き下げた。
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2009年05月11日(月)
2008/09年度世界コーヒー生産推定再び下方修正・ICO
[コーヒー]
国際コーヒー機関(ICO)は11日に発表した月次市場報告で、2008/09年度の世界コーヒー生産について天候要因や肥料コストや人件費による影響が極めて大きかった徒の見解を示した。生産推定は前月報告での1億2700万5000袋から1億2685万8000袋に小幅ながらも一段と下方修正。特にコロンビアや中米での落ち込みをがきつかったことを指摘している。
一方、2009/10年度の生産に関すると、先週にブラジル農務省商品供給公社(CONB)の最新予測があったことを記しながら、ほかの生産国に関する情報を待ってから正式見通しを発表するという。
2008 年の消費推定を1億2800万袋とした。これは前年から1.1%増加の見方である。伝統的な輸入国で安定しているうえ、ブラジルをはじめ輸出国の消費が増加していることを取り上げた。ただ、エマージング市場では世界経済危機が響いて伸びペースが落ちる可能性を示唆した。
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米ホワイトハウス、2009-10年度財政赤字見通し引き上げ
[金融・経済]
米ホワイトハウスは11日に発表した予算教書修正版で、2009会計年度の財政赤字見通しを引き上げた。最新予測は実質国内総生産(GDP)の12.9%に当たる1兆8410億ドル。2月時点で見越していた1兆7520億ドルから890億ドルの上方修正になる。2010年度分は1兆1710億ドルから1兆2560億ドルに改定し、これはGDPの8.5%に相当の見方だ。赤字見通しの上方修正は、税収の縮小や、銀行救済、失業保険といったコストが膨らんでいるためという。
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総会では追加減産か現状維持のどちらかに、イランOPEC理事
[エネルギー]
イランのハティビOPEC理事は9日、ダウジョーンズのインタビューに答え、28日に開かれる総会では追加減産か現状維持かのどちらかの決定が下されるとの見方を示した。もし在庫を過去5年平均の水準まで戻すためには追加減産を行う必要がある一方で、生産量を今の水準に維持する選択肢もある。いずれにせよ、目先の需要が景気回復の影響を受けるのかを見極める必要があるとした。
現在在庫は消費の61日分あり、これを過去5年平均の52日分にまで戻す必要があると主張。一方で経済状況が良くなれば石油需要が増加、市場にとって良いニュースとなるとしたほか、夏期のドライブシーズンにはガソリン需要が増加、ガソリンや原油相場の下支えになるとの見方も示した。
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