2009年05月07日(木)
2009/10年度米オクラホマ州小麦生産、前年の半分以下に減少
[穀物・大豆]
米オクラホマ小麦委員会は6日、2009/10年度の州内小麦生産が前年の半分以下にとどまる見通しを発表した。干ばつが長引き、寒さが厳しかったことによりダメージが広がったとしている。7740万トンになるとの見通しを示しており、これは前年度の1億6650万トンを大きく下回る。平均イールドは前年度の1エーカー37ブッシェルに対し、20.3ブッシェルの予想。当局幹部によると、農家は作付したうち35%の収穫を断念するという。
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クウェート、悪天候のため輸出業務を一時停止
[エネルギー]
クウェート国営石油(KNPC)は7日、悪天候のために同国からの石油輸出業務を一時的に停止したことを明らかにした。現在、タンカー2隻が積み込みを行っているが、天候が回復するまで新たなタンカーの着岸を受け入れる事はないという。また、出荷一時停止による顧客への影響は最低限のものにとどまるとの見通しも述べた。
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失業保険申請件数は前週から3.4万件減少、予想も下回る
[経済指標]
米労働省が発表した2日までの週の失業保険新規申請件数は60万1000件だった。1月24日までの週以来の低水準。市場予想も下回った。前週から3万4000件、2週連続減少になる。なお、前週分は速報での63万1000件から63万5000件に改定。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は62万3500件だった。4週連続して前週を下回り、しかも直近週は2月14日までの週以来の低水準である。
一方、失業保険の継続受給件数は4月25日時点で前週から5万6000件増加し、635万1000件だった。1月10日までの週から増加を続け、また調査史上最高を再び更新。ただ、前週比は2月21日以来の小幅マイナスだ。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。
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ブラジルCONAB、09/10年度コーヒー生産推定引き上げ
[コーヒー]
ブラジル農務省商品供給公社(CONAB)は7日、2009//10年度コーヒー生産見通しを引き上げた。前年比15.04%減の3907万3000袋になると、1月に発表した予想レンジ3689万7000-3879万8000袋の上限も上回る見方にシフト。アラビカ見通しが2832万3000袋。前年から20.18%落ち込むのを見越すが、やはり従来の予想レンジ上限を超える見方になった。ロブスタは2.30%増の1075万袋とし、これも上昇修正。
全体の作付見通しは前年比3.35%減の20億9714万ヘクタールとしており、1月時点で見越していた21億2261万ヘクタールから引き下げである。しかし、イールドを17.38袋から18.63袋に改定した。前年度は21.20袋だった。
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インド、今月後半に2年ぶりの小麦輸出解禁見通し
[穀物・大豆]
インド政府が2年ぶりに小麦輸出を解禁すると報じられた。業界や政府関係者によると、5月15日以降に民間業者に出荷を認可する見通しだ。最高200万トンの輸出再開案は既に政府上層部を通過しており、最終的な調整を残すだけとの情報も聞かれる。
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2009年05月06日(水)
インフォーマ、2009/10年度米冬小麦生産引き下げ
[穀物・大豆]
米有力アナリストのインフォーマ・エコノミクスが 2009/10年度の米冬小麦生産を15億3500万ブッシェルと見通していると伝えられている。前月時点で見越していた15億7800万ブッシェルから引き下げた格好で、前年から17.8%減少の見方だ。イールドが前年度の1エーカー47.2ブッシェルから45.0ブッシェルに低下と予想している模様。
報道によると、インフォーマは硬質赤色種を8億8200万ブッシェルと見通す。前月時点の予測9億 2600万ブッシェから引き下げ、前年比較で14.8%減少の見方。イールド見通しが前年度の40ブッシェルを下回る37.7ブッシェルとなっている。一方、軟質赤色種は従来に比べて100万ブッシェル多い4億3600万ブッシェルと見通す。しかし、前年からは29.0%落ちる。イールド見通しが前年度と同じ61.6ブッシェル。
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石油価格上昇ならOPECの追加減産はない、アルジェリア石油相
[エネルギー]
アルジェリアのヘリル石油相は6日、ダウジョーンズとの電話インタビューに答え、石油価格がこのまま上昇し、世界経済回復の兆候が続くようなら、今月28日の総会でOPECが追加減産を決定することはないとの見方を示した。しかしながら、経済が再びスローダウンすれば生産方針は非常に重要なものとなると、現時点で総会での決定を予想するのは時期尚早とした。また、最新の情報によると昨年12月の総会で決定した減産の遵守率は85%に達し、65万バレルを残すのみとなっているが、これが総会までに90%まで引き上げられる事を望んでいると発言、減産遵守の状況も生産方針決定に大きく影響するとした。
もしこのまま価格が上昇すれば生産を増やし始めるのかとの問いに対しては、OPECは依然として過剰在庫の問題に直面していると、増産の可能性を暗に否定した。現在在庫は消費の61.6日分に達しており、過去5年平均の52日分に比べて10日分も多いとも述べた。
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2008/09年度世界砂糖市場、780万トンの供給不足に・ISO推定
[砂糖]
国際砂糖機関(ISO)は6日、2008/09年度世界砂糖市場で780万トンの供給不足と推定していることを発表した。先月上旬の報告で430万トンのギャップを見越していたのから大きく修正した格好である。前年度の供給は600万トン需要を上回っていた。
ISO のエコノミストはニューヨークで記者会見し、生産が前年比6.4%減の1億5660万トンになるとした。消費は1.9%増えて1億6440万トンと推定。このほか、輸入需要は前年度より9.4%伸びて5020万トンとみる。輸出可能の砂糖が5020万トンで、これは7.7%アップになる。期末在庫は 2007/08年度の6970万トンに対して2008/09年度見通しは6190万トン。
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4月ADP民間雇用数は49.1万人減少、予想ほどの落ち込みとならず
[経済指標]
米雇用サービスADPによると、4月の非農業部門民間雇用数は前月比49万1000人減った。昨年2月から15ヶ月連続ダウン。ただし、昨年10月以来の小幅マイナスで、市場が予想していたほど落ち込まなかった。また、3月の減少数は速報で74万2000人だったのから70万8000人に改定。2月も68 万1000トンと従来推定70万6000人を下回る。
セクター別雇用は、鉱工業と建設を含む製造業で2007年1月から 28ヶ月連続して減少したが、4月は26万2000人と今年最小のマイナスだった。製造業だけだと15万9000人ダウン。2006年3月から38ヶ月続けて前月を下回り、しかしこちらも昨年末以来の小幅減少だ。サービスが13ヶ月続けて前月より少ないながら、22万9000人と昨年10月以来の小さな落ち込みである。
ADP のデータは、労働省が手掛ける雇用統計の集計方法に近いという。ただし、労働省が8日に発表予定の4月非農業部門雇用数について、現時点の市場予想は62 万人の減少。これから過去12ヶ月間の政府雇用平均増加数8000人を差し引いても、ADPの数字とは対照的に弱気の数字を見越している格好になる。
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