2009年05月27日(水)
4月中古住宅販売は前月比2.86%増、予想も上回る
[経済指標]
全米不動産協会が一戸建てとコンドミニアムあわせて算出した4月の中古住宅販売は年率換算で前月比2.86%増の468万戸となった。3月の減少から回復し、市場予想もやや上回っている。なお、3月の販売件数は速報の457万戸から455万戸に改定。
北東部で11.59%増え、77万戸と昨年10月以来の高水準となった。西部では3.54%増加。南部の販売も1.75%アップで、前月の減少分を戻した格好になる。しかし、中西部だけ1.96%減少した。前年比較すると全体で3.51%減少した。北東部の販売が10.47%と市場別で最もきつい落ち込み。中西部では9.91%ダウンとなり、南部においても8.90%減った。しかし、西部は一年前より19.39%増加。
住宅ストックは前月比 8.77%増の396万8000戸だった。昨年11月以来の高水準。販売以上の前月比プラスとなったために、ストック/販売比率は 10.2ヶ月にアップ。10ヶ月以上となったのは昨年11月以来である。販売価格は中央値で17万200ドルだった。前年同月と比べて15.45%下落。西部で21.81%落ちた。中西部と南部でも2けたのマイナス。北東部は9.50%とほかの市場に比べてやや鈍い値下がりだった。平均値にしても全ての市場が前年より下がり、全体で13.83%のマイナスである。
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2009年05月26日(火)
5月の消費者信頼感指数54.9、市場予想大きく上回る
[経済指標]
米有力シンクタンクのカンファレンス・ボードによると、5月の消費者信頼感指数は54.9となった。昨年9月以来の高水準で、市場予想も大きく上回る。前月の40.8(修正値)から3ヶ月連続上昇である。現状指数は一ヶ月前の25.5(同)に対して28.9。向こう半年後を占う期待指数が72.3で、こちらは前月の51.0(同)から20ポイント以上改善した。
カンファレンス・ボードの調査担当者は、現状指数の上昇から4-6月期は前期よりも小幅のマイナス成長になる可能性が見込まれるとコメントした。また、将来にもついて消費者は年初に比べて悲観敵でなくなったと判断。指数は歴史的にまだ低いものの、消費者が最悪期は過ぎたとみなしうていることを示すと分析している。
この調査は全米5,000世帯に対する聞き取り調査の形で行われる。本日発表した結果は19日までに集計したデータに基づいたものである。
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3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数、再び下落
[経済指標]
米調査会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が26日に発表した3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数は10都市総合で前月比 2.06%低下した。2006年7月から33ヶ月連続ダウン20都市総合では2.17%下がった。こちらは、2006年8月から連続して前月を下回っている。ただ、いずれも2ヶ月連続して前月より下げペースは鈍化した。
20 都市のうち17都市が前月より低い。ミネアポリスで6.07%と、都市別で最もきつい落ち込み。次いでデトロイトの4.85%ダウン、フェニックスでは4.52%下がった。一方、シャーロットで0.30%上がり、デンバーとダラスも前月比プラスだった。
3 月の指数を前年比較すると、10都市総合が18.65%下がった。2007年1月から前年割れを続けながら、1月に過去最大のマイナスを記録してから2ヶ月続けて下げ渋り。一方、20都市総合は18.70%低下した。やはり2007年1月から続落で、また前月以上のマイナス幅である。
前年比は全ての都市で下がった。フェニックスが36.02%と都市別で最大のマイナスだった。また、ラスベガスとサンフランシスコも36.02%、30.06%と3割を超える下落を記録し、これで上位3位になる。
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