2007年10月05日(金)
2050年もガソリンとディーゼルが主要交通燃料、WEC
[エネルギー]
世界エネルギー評議会(WEC)は5日、ブラジルのリオデジャネイロで開かれたセミナーで、2050年までにバイオ燃料の使用は大きく伸びるものの、依然としてガソリンとディーゼル燃料が交通機関の主要燃料であり続けるとの研究結果を発表した。
現在ブラジルではガソリンの40%が砂糖きびベースのエタノールに置き換えられていると指摘、砂糖きびベースのエタノールや現在のバイオ燃料は今後長期的に市場シェアを確保すると見る一方で、セルロースベースのエタノールや次世代のバイオ燃料は温室ガス効果の影響を90%削減する可能性があるとした。天然ガスから生産されるガス・トゥー・リキッド燃料の使用も今後伸びる可能性はあるが、石炭をベースにしたコール・トゥー・リキッド燃料は環境面の問題から普及は難しいという。
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欧州金協定に基づく保有金売却は475トン、WGC
[メタル]
ワールドゴールドカウンシル(WGC)は4日、欧州金協定に基づく06/07年度の欧州中銀による保有金売却は475トンに上ったとの見通しを明らかにした。欧州金協定はユーロシステムに加盟している中銀とスウェーデン、スイスの中銀の間で締結され、締結国の保有金売却を年間500トンまでに制限している。現在の協定は2004年9月に改定され、2009年9月まで有効となっている。WGCによると、1年目(04/05年度)は497.2トン、2年目は395.8トンの売却が行われた。
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2007/08年度のベトナムコーヒー収穫、予定通り開始
[コーヒー]
ベトナムの2007/08年度ロブスタコーヒー収穫が予定通り1日に始まったとする地元関係者のコメントが伝えられている。現地トレーダーの間では、今年度の収穫について前年度の120万トン並みになるとの見通しが出ており、コーヒー・ココア協会による90万トン予測を上回るのを見込んでいる格好だ。新しい樹の生育が寄与するとの見方である。
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9月非農業雇用数は前月比11.0万人増、8月は8.9万人増に修正
[経済指標]
米労働省が発表した9月の非農業雇用数は前月比11万人増加となった。増加数が10万人を超えたのは4ヶ月ぶり。市場予想もやや上回った。さらに、8月分が速報段階では4000人減少だったのから8万9000人増加に改定。当初は4年ぶりの減少との推定だったが、結局、2003年9月からの増加基調を維持してきたことを示す。また、7月の増加数が9万3000人で、一次修正値の6万8000人はもちろん速報値9万2000人も上回った。
週間平均労働時間は33.8時間となり、前月比横ばいだった。市場予想とも一致。一方、時間あたり賃金は前月比0.4%上昇し、市場が見通していたよりやや高めの伸びである。また、前年比較が4.1%上昇で、これは2月時点での前年比伸び率に並ぶ高水準だ。
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ブラジル取引会社、エタノール輸出の減少見通す
[砂糖]
ブラジル紙報道によると、商品取引会社コイメックスが今年のエタノール輸出を前年比37.5%減の3億リットルと見通している。同社の最大の顧客でもある米国でのエタノール価格下落が影響していることを指摘している模様。ただし、来年には米国において85%のエタノールと15%のガソリンを混合した燃料E85の普及が進むのに伴って出荷も改善するのを見越しているという。
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2007年10月04日(木)
2006年のマイノリティによる住宅購入、前年比7.1%減少
[金融・経済]
米金融サービスのジェンワース・ファイナンシャルとコンプライアンス・テクノロジーズは2006年に住宅購入したマイノリティ(少数人種)に属する消費者の数が前年より7.1%減少したことを示す調査結果を発表した。最も落ち込みが大きかったのがアジア系で21.5%。一方、アフリカ系は0.5%と僅かにも増加した。調査ではまた、昨年のマイノリティによって組まれた住宅ローンの39.1%がサブプライム・ローンだったという。人種別ではやはりアフリカ系が最も高くて48%。アジア系が組んだ住宅ローンでサブプライムが占めたのは17%となり、これは白人の18%よりも低い。
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OPECは今後も十分な石油供給を続けるべき、米エネルギー長官
[エネルギー]
ボドマン米エネルギー長官は4日、記者会見の席でOPECや他の産油国は米国や世界市場に対して十分な石油を供給し続けるべきとの見方を示した。OPECが先の総会で11月から日量50万バレルの増産を決定したことについては、正しい方向に向かっていると評価、しかし今後は更なる増産が必要になるとも述べている。
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米エタノール生産、3ヶ月連続で過去最高
[エネルギー]
米エネルギー省情報局(EIA)によると、国内のエタノール生産が3ヶ月連続して過去最高を更新した。当局がまとめた直近データで7月の生産は1305万1000バレル。前月比4.0%増、前年同月との比較では33.2%のプラスである。7月時点での在庫は969万9000バレルで、前月を6.9%上回った。前年比較で25.4%増加。
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07/08年度のブラジル大豆生産、記録更新見通し・CONAB
[穀物・大豆]
ブラジル農務省商品供給公社(CONAB)は4日に初めてとなる2007/08年度穀物生産見通しを発表し、大豆が5935万3700-6125万8600トンになるとの見方を示した。06/07年度の過去最高である5839万1800トンを1.6-4.9%上回ると見込んでいる。作付は前年度の2068万6800ヘクタールから2119万300-2187万1600ヘクタールに増えるとみている。
コーンは、作付推定を1421万4700-1442万2800ヘクタールとし、前年度の1399万9700ヘクタールを上回る見方と見越している。生産は前年比1.2-3.2%増の5175万4700-5279万7600トンと予想。
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タイの07/08年度砂糖きびは前年比8.5%増・農業省
[砂糖]
タイ農業協同組合省は4日に2007/08年度の国内主要農作物生産見通しを発表し、このうち砂糖きびを7288万トンとした。前年度の6719万トンと比べて8.5%増の見方である。同省の見通しは砂糖局による見通しと異なることに認識を示しているが、理由には触れていない。砂糖局では前年度の6380万トンから6815万トンに増えると予想している。
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