2007年10月19日(金)
ブラジル2番目の州で07/08年度大豆作付開始
[穀物・大豆]
ブラジル・パラナ州農業局高官は19日、州内での2007/08年度大豆作付が始まったと発表した。同氏によると、15日時点での作付進捗率は1.4%で、これは前年同期の12%を大きく下回る。今シーズンは乾燥が続いたために作業が遅れている。地元の気象局は、ほとんどののうちで雨が降り始めたものの、北東部では作付を始めるのにまだ水不足という。パラナ州は国内2番目に大きい大豆生産地である。
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07/08年度のアルゼンチン小麦収穫開始・取引所
[穀物・大豆]
アルゼンチン・ブエノスアイレス穀物取引所は19日の週次報告で、2007/08年度の小麦収穫が始まったと伝えている。19日時点で1%終了し、これは一年前に比べて3.7ポイント下回るという。また、気温低下が進み小麦の発達がやや遅れていることも指摘。それでも作柄について良好と評価している比率は前週より2ポイント高い74%にした。
大豆作付は19日時点で今年度の推定1680万ヘクタールの2%、33万ヘクタール終わったという。土壌水分に申し分のない状態で、作業も進んだとコメントしている。
一方、コーン作付は53.7%終了と報告している。前年同期に比べて11.6ポイントアップ。12日時点で33.2%終わったという。前週のレポート同様に、雨が降り止まない中でも作業は進み、しかし中部では当初予定の作付を完了させるには雨が止む必要があるとしている。
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06/07年度ペルーコーヒー輸出、前年比20.2%増
[コーヒー]
ペルー・コーヒー会議所のデータによると、2006/07年度の同国コーヒー輸出は前年比20.2%増の322万7490袋となった。統計は昨年10月から今年9月の一年間を対象としており、2006年の収穫増加が06/07年度の輸出増加に寄与したといわれる。
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07/08年度フィリピン粗糖輸出、前年比8%減少見通し
[砂糖]
フィリピンの砂糖規制局(SRA)高官は18日、2007/08年度の粗糖輸出が前年度から8%減少して11万トンにとどまるとの見通しを明かした。天候要因から主要生産地での砂糖きび収穫が進んでいないためといい、同氏は今週初めに今年度の粗糖生産見通しも引き下げ済みである。供給ダウンの影響から米国への出荷割当率を7%から6%に削減した。同氏はまた、輸出減少は国内供給を増やす狙いもあるという。フィリピンでは供給減でここ数週間の国内砂糖価格が高騰している。
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石油価格高騰は消費国の需要低下招く、ナイジェリアOPEC代表
[エネルギー]
ナイジェリアのOPEC代表団のメンバーは19日、ダウジョーンズ社のインタビューに答え、価格高騰が続けば消費国の需要低下を招くとの懸念を表明、現在の高価格を支持しない意向を明らかにした。もっとも、価格は投機的な動きによるもので、需要と供給を反映していないとし、生産を増やす理由は見当たらないと追加増産の可能性は否定した。
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2007年10月18日(木)
ユーロはファンダメンタルズに基づいた水準・IMF専務理事
[要人発言]
国際通貨基金(IMF)のラト専務理事は18日にIMF年次総会開始に先駆けた記者会見を行い、現行のユーロは中期的なファンダメンタルズに基づいての水準にあるとの見方を示した。ユーロは対ドルで大きく上昇しているものの、目先の下げ余地が小さいことも示唆している。
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来年1月まで平年以上の気温が続く、米海洋大気局
[天候]
米海洋大気局(NOAA)のナショナルウェザーサービスは18日に発表した長期予報で、11月から来年1月にかけて米国ではテキサス州から中西部にかけて平年以上の気温が続くとの見通しを明らかにした。降水量もフロリダ州を中心に南部一帯で平年を下回るという。9月中にペルー沖の太平洋の海面温度が周囲より低下するラ・ニーニャ現象が強まったという。ラ・ニーニャの年は暖冬になる傾向が強い他、南部から中西部にかけて乾燥気候が強まるとされている。
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トルコの金輸入、年初からの9ヶ月で昨年の通年に迫る
[メタル]
イスタンブール金取引所が明らかにしたデータによると、9月のトルコの金輸入は1万3,605kgとなった。9月は後半イスラム教のラマダンに重なったため前月の半分以下に落ち込んだものの、年初からの累計では19万1,806kgと既に前年の通年の輸入量(19万2,720kg)に迫っている。トルコは世界第3位の金輸入国。
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イラク、小麦取引についてオーストラリアと話し合い
[穀物・大豆]
オーストラリアの小麦販売大手AWB広報は18日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、同社幹部がイラク貿易相と小麦取引の再開について話し合う計画があることを明かした。また、18日付けのオーストラリア金融専門紙によると、イラクとオーストラリアの貿易相が会談した。
昨年にAWBによるフセイン政権時代の賄賂事件が発覚して以来、イラクは同社からの小麦買い付けを停止していたが、ここにきて再開に興味を示している模様。ただ、オーストラリアでは干ばつによる収穫不安があり、輸出規模を巡っても不透明感があるといわれる。
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OPECは更なる増産をすべき、ヤマニ・サウジ元石油相
[エネルギー]
サウジのヤマニ元石油相は18日、石油会議におけるスピーチで、OPECは石油市場の緊張を和らげ、価格高騰を抑えるためにも更なる増産をすべきとの考えを示した。現在市場では石油供給が不足しているとし、OPECが先の総会で決定した11月1日からの日量50万バレルの減産は「少な過ぎる上、遅すぎる」と批判した。
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