2007年10月09日(火)
FOMC、0.5%利下げを適切な措置と評価・議事録
[金融・経済]
米連邦準備理事会(FRB)が9日に発表した先月18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録には、将来の金融政策が目先の景気動向次第という点で強調されていた。議事録は、極めて不安定な金融市場を反映した先行き不透明感が強まる中、0.5ポイントの利下げは適切な措置と全会一致の決定であったと同時に景気と物価のリスクバランスで判断を下すことをメンバー揃って拒否したことを指摘。議事録は、この日の声明にリスク評価を示すことは当局が景気の行方に確信があると間違って伝えることになるのが理由だったと記している。
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今年の冬は平年以上の暖かさに、米海洋大気局
[天候]
米海洋大気局(NOAA)は9日、ワシントンDCで開かれた冬季暖房需要見通しについての会議で発表したレポートで、今年の冬は平年よりも暖かなものになるとの見通しを示した。一方で南西部や南東部では平年よりも乾燥した気候が続くとし、この冬最大の懸念事項は南部一帯の干ばつになる可能性もあるとの見通しを示した。
北東部から中部大西洋岸の気温は長期的な温暖化傾向の中で平年を上回り、暖房需要日(HDD)の推定では過去30年の平均より2.8%暖かくなるとした。もっとも、昨年よりは1.3%寒くなるという。南西部や南東部の乾燥気候はペルー沖の海面温度が回りより低くなるラ・ニーニャ現象の影響により今後も継続、同地域の気温も平年よりも高くなるとした。
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2007/08年度世界砂糖生産、1.9%増見通し・リヒト社
[砂糖]
ドイツ調査会社F・O・リヒトは9日、2007/08年度の世界砂糖生産は前年比1.9%増の1億6989万トンとの見通しを発表した。アジアの増産を反映して再び世界的に需給だぶつきになるのを予想しているという。この他、08/09年度には価格下落の影響で供給が細ると見られるものの、需給が目だって改善するには時間を要するとの見方も示した。同社の生産予測内訳をみると、砂糖きびからが3.6%増の1億3472万トン。一方、ビート糖は4.1%減って3518万トンにとどまるとの予想である。
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ロシア政府、小麦と大麦の輸出課税を承認
[穀物・大豆]
ロシア政府は小麦と大麦の輸出を課税することに決めたと当局広報が発表した。関税率、期限など詳細についてはまだ明かしていない。
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台湾、中国からのコーン輸入を一時許可
[穀物・大豆]
台湾経済部はホームページ上で中国からの飼料用コーン輸入を一時的に許可する方針を明かしている。期間は10月1日から来年3月31日。自然災害や穀物を含む商品価格上昇で台湾の9月消費者物価指数が前年比3.08%上がったためとみられる。ただ、中国では政府の需給ひっ迫懸念から出荷が限定的であり、台湾市場への影響も限られる見通し。
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ベネズエラの確認石油埋蔵量は1,000億バレル、石油省
[エネルギー]
ベネズエラ石油省が週末に明らかにした調査結果によると、現時点における同国の確認石油埋蔵量は1,000億バレルとこれまでから200億バレル増加した。石油省はオリノコ河流域のプロジェクトで発見された201億バレルの原油と5兆2,000億立方フィートの天然ガスの埋蔵を認定、これにより確認埋蔵量が大きく増加した。政府関係者は、オリノコ河流域では更に2,160億バレルもの埋蔵が確認される可能性があるとしている。もしこれらを全て確認埋蔵量として認定すれば、ベネズエラの埋蔵量はサウジを抜き世界第一位となる。
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2007年10月08日(月)
米テネシー州で初めての大豆さび病確認
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)は8日、公式サイトに設けている大豆さび病ページを通じてテネシー州ギブソン郡でサンプル大豆を元にさび病が認められたことを明かした。もっとも、生育シーズンの終了が近付いており、大豆収穫も始まっている段階での確認であるため殺菌剤散布の必要はないとも伝えられている。
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エクアドル、今月にもOPECへの再加盟を目指す、石油相
[エネルギー]
エクアドルのチリボガ石油相は8日に開いた会見で、今月にもOPECへの再加盟を目指す意向を示した。再加盟によって技術面や金融面での加盟国カの協力に期待をよせる。同国は1992年にOPECを脱退、現在もOPECに対し加盟料など400万ユーロに及ぶ負債が残っているが、石油相はこの件に言及することはなかった。
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インド、80万-90万トンの粗糖輸出成約済み
[砂糖]
インドの砂糖会社幹部は8日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、今年収穫の粗糖の80万-90トンを輸出成約済みと推定していることを明かした。大半の出荷は12月から来年3月の間で、仕向け先は中東やインドネシア、バングラデシュなどという。
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ロシア貿易省、インフレ懸念から小麦輸出関税引き上げ提案
[穀物・大豆]
ロシア貿易経済開発省の広報は8日、内閣に小麦とオオムギの輸出関税引き上げ案を提出したと発表した。国内のインフレが農作物の値上がりに引っ張られて年内目標を突破することを懸念させる速いピッチで上昇しているためという。同省ではプーチン大統領への報告書で農作物の価格上昇については中国やインドの高成長、欧州連合における農家補助削減などが起因していることを伝えたという。
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シェイハン港にイラク北部油田からの石油610万バレルの在庫
[エネルギー]
地元の業者がダウジョーンズ社の取材に対し明らかにしたところによると、現在イラク北部のキルクーク油田からトルコの輸出港シェイハンに向けて日量31万5,000バレルのペースで石油がパイプライン輸送されており、シェイハンの貯蔵施設には8日現在610万バレルの在庫があるという。イラク石油販売公社(SOMO)は先週金曜に北部油田からの500万バレルの石油輸出入札を実施したが、これで出荷に十分な量を確保したことになる。
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