2007年10月18日(木)
ユーロはファンダメンタルズに基づいた水準・IMF専務理事
[要人発言]
国際通貨基金(IMF)のラト専務理事は18日にIMF年次総会開始に先駆けた記者会見を行い、現行のユーロは中期的なファンダメンタルズに基づいての水準にあるとの見方を示した。ユーロは対ドルで大きく上昇しているものの、目先の下げ余地が小さいことも示唆している。
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来年1月まで平年以上の気温が続く、米海洋大気局
[天候]
米海洋大気局(NOAA)のナショナルウェザーサービスは18日に発表した長期予報で、11月から来年1月にかけて米国ではテキサス州から中西部にかけて平年以上の気温が続くとの見通しを明らかにした。降水量もフロリダ州を中心に南部一帯で平年を下回るという。9月中にペルー沖の太平洋の海面温度が周囲より低下するラ・ニーニャ現象が強まったという。ラ・ニーニャの年は暖冬になる傾向が強い他、南部から中西部にかけて乾燥気候が強まるとされている。
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トルコの金輸入、年初からの9ヶ月で昨年の通年に迫る
[メタル]
イスタンブール金取引所が明らかにしたデータによると、9月のトルコの金輸入は1万3,605kgとなった。9月は後半イスラム教のラマダンに重なったため前月の半分以下に落ち込んだものの、年初からの累計では19万1,806kgと既に前年の通年の輸入量(19万2,720kg)に迫っている。トルコは世界第3位の金輸入国。
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イラク、小麦取引についてオーストラリアと話し合い
[穀物・大豆]
オーストラリアの小麦販売大手AWB広報は18日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、同社幹部がイラク貿易相と小麦取引の再開について話し合う計画があることを明かした。また、18日付けのオーストラリア金融専門紙によると、イラクとオーストラリアの貿易相が会談した。
昨年にAWBによるフセイン政権時代の賄賂事件が発覚して以来、イラクは同社からの小麦買い付けを停止していたが、ここにきて再開に興味を示している模様。ただ、オーストラリアでは干ばつによる収穫不安があり、輸出規模を巡っても不透明感があるといわれる。
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OPECは更なる増産をすべき、ヤマニ・サウジ元石油相
[エネルギー]
サウジのヤマニ元石油相は18日、石油会議におけるスピーチで、OPECは石油市場の緊張を和らげ、価格高騰を抑えるためにも更なる増産をすべきとの考えを示した。現在市場では石油供給が不足しているとし、OPECが先の総会で決定した11月1日からの日量50万バレルの減産は「少な過ぎる上、遅すぎる」と批判した。
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2007年10月17日(水)
07/08年度アルゼンチン大豆、4.4%増反見通し・農業局
[穀物・大豆]
アルゼンチン農業局は17日に発表した月次レポートで、国内の2007/08年度大豆作付が前年比2.2%増の1650万ヘクタールになるとの見通しを示した。他の農作物と比べ価格が上昇したことや、今シーズン初期の乾燥気候により小麦作付に影響が出たことを受け大豆へのシフトが進んだことを増加理由に挙げている。農業局が07/08年度の大豆作付の見通しを明かしたのは今回初めて。
また、当局は07/08年度の小麦生産予想を1450万-1530トンとした。前年度は1460万トン。ここ数週間の大雨でイールドが上向くとの見方を示している。コーンの作付予測については前月報告時の395万ヘクタールから400万ヘクタールに引き上げた。
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トルコ議会、トルコ軍のイラク領内への進攻を承認
[政治・国際情勢]
トルコ議会は17日、イラク北部のクルド人武装勢力掃討のため、トルコ軍が向こう一年間イラク領内への進攻を賛成507、反対19の大差で承認した。このところトルコ軍兵士が武装勢力に殺害されるなど、緊張が高まっていることが背景にある。トルコ政府はイラク政府に対し問題解決のための時間を与えるとして、すぐに軍事行動に出る可能性は低いと見られる。
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米社会保障年金、4年ぶりの小幅増加に
[金融・経済]
米社会保障局は17日、社会保障年金が4年ぶりの小幅増加にとどまると発表した。2008年の一人あたり支給額は1079ドルで、前年比24ドル、2.3%の増加。2004年に2.1%増となって以来の低い伸びである。昨年の伸び率は3.3%。年金の伸び悩みは7-9月期の消費者物価に連動させた生活コストの調整によるものである。例えば、2006年には15年ぶりの大幅増加となり、これは前年にハリケーン・カトリーナの影響でエネルギー価格が高騰したため。今年も春にエネルギーの値上がりが顕著だったものの、来年の支給額を算出する上での対象期間には下落したために伸び率が低くなった。
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Unica、ブラジル南部及び中部の砂糖きび見通し据え置き
[砂糖]
ブラジルの砂糖きび生産者協会(Unica)が17日に発表した2007/08年度の同国中部及び南部の砂糖きびに関する最新報告では、生産推定が前回と同じ約4億1500万トンとなっている。砂糖生産が前年度より50万-70万トン減って2510万トン、エタノールは25億-27億ドル増加の188億リットルになると見通している。
協会によると、9月のエタノール生産は前年同月を26.8%上回る29億8000万リットルだった。砂糖は4300万トンで、これは一年前より10.3%多い。
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07/08年度グアテマラコーヒー輸出、前年比約4%増見通し
[コーヒー]
グアテマラコーヒー協会(Anacafe)は、2007/08年度のコーヒー輸出が393万袋になると見通していることを明かした。これはすでに発表済みの06/07年度(374万5893袋)から約4%増加となる。06/07年度の増加率が1割強だったのと比べるとペースはやや緩むのをみている格好だが、それでも出荷の伸びは続く見方。協会は、好天や農家の設備投資などが近年、収穫増加をもたらしているという。ただし、07/08年度の具体的な生産見通しの発表は避けている。
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