2008年10月29日(水)
FOMC、0.5ポイント利下げ実施
[金融・経済]
米連邦公開市場委員会(FOMC)は29日、短期金利の指標となるフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を0.5ポイント引き下げ年1.0%とすることを発表した。全会一致の決定。FOMCは8日に欧州との協調利下げを行い、本日のさらなる金融緩和の結果、FF金利は 2004年6月に0.25ポイントの利上げを行う前以来の低水準となった。
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ゴールドフィールズ社の7-9月期金生産は前年から19.1%減少
[メタル]
南アフリカの産金大手ゴールドフィールズ社が29日に発表した四半期レポートによると、同社の7-9月期金生産は79万 8,000オンスと4-6月期から7.7%、前年同期からは19.1%減少した。減少の主な要因は南アフリカの鉱山における安全面強化に伴う操業の一時停止などによるもの。産金コストはキャッシュで1オンス617ドルと前期から22.95、前年同期からは43.2%上昇した。
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OPEC追加減産を支持する、ベネズエラ大統領
[エネルギー]
エクアドルを訪問中のベネズエラのチャベス大統領は28日、コレア大統領との会談後に記者団の質問に答え、石油価格が今後も下落を続けるようなら、OPECは新たな減産で合意する必要があると述べ、追加減産を支持する姿勢を示した。
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中国人民銀行、9月以降3度目の利下げを決定
[金融・経済]
中国人民銀行は29日、預金と貸出の基準金利引き下げを発表した。1年物の預金金利はこれまでより27bp引き下げられ年3.60%、貸出金利もやはり 27bpの引き下げで年6.66% となる。新らしい金利は30日から適用される。また、3年物の預金金利は35bp、5年物は45bpそれぞれ引き下げられた。利下げは今年9月以降3回目で、国際金融危機による国内経済への影響を懸念してのもの。
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2008年10月28日(火)
南アジアおよび東南アジアへの米産小麦販売不調
[穀物・大豆]
米小麦協会(USW)南アジア支部の幹部は28日、南アジアおよび東南アジアに向けた米産小麦販売が振るわないことを明かした。同氏によると、6月に始まった2008/09年度は10月15日時点で約198万トンとなり、前年同期の270万トンを下回っている。
同時は、ウクライナやロシアなどが安価な小麦を提供しており、競争が厳しいとコメントしている。また、前年度の主要顧客であったパキスタンとバングラデシュが2008/09年度に入ってまだ米産を買い付けていないことも指摘。このほか、オーストラリア、アルゼンチンといった南半球の収穫を待っている向きもあるという。
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USDA、コーンと大豆の期末在庫見通しを下方修正
[穀物・大豆]
米農務省は28日、10日に発表した需給報告の基にになったデータに間違いがあったとして、需給報告の修正を行った。これは10日の発表後にFASが持っている原データとNASSが用いたデータの間に相違が発見されたためで、コーン、大豆のほか、ソーガム、カノーラ、ひまわり、乾燥食用豆の6品目のデータに修正が施された。
コーンは生産が120億3,300万ブッシェルと10月から1億6,700万ブッシェルの引き下げ。作付面積が100 万エーカー、イールドが1エーカーあたり0.1ブッシェル引き下げられたのが主な要因。また、需要面でも飼料および残余が5,000万ブッシェル、輸出が 5,000万ブッシェルそれぞれ引き下げられた。期末在庫は6,600万ブッシェルの引き下げとなり、在庫率は8.65%に低下した。
大豆は作付面積が110万エーカー引き下げられ、生産もそれに伴い29億3,800万ブッシェルと4,500万ブッシェルの引き下げとなった。需要面でも輸出が3,000万ブッシェル引き下げられた結果、期末在庫は2億500万ブッシェルと1,500万ブッシェルの引き下げとなった。在庫率は6.96%と僅かながらも前年を下回った。
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10月消費者信頼感指数は38.0、過去最低の水準に急低下
[経済指標]
米有力シンクタンクのカンファレンス・ボードによると、10月の消費者信頼感指数は38.0となり、過去最低を更新した。市場予想も大きく下回っている。指数は前月の61.4(修正値)から23.4ポイント下がり、これは過去3番目の大幅ダウンという。向こう半年後を占う期待指数は9月の61.5(修正値)から35.5、現状指数は61.1(同)から41.9にそれぞれ下がった。
カンファレンス・ボードの調査担当者は、信頼感指数が著しく下がったことについて金融危機が影響しているのは明らかとコメントした。現状の労働市場やビジネス環境に弱気な見方を示しており、10-12月期は 7-9月期以上に経済活動が弱く始まるのをみていることになるという。また、賃金やインフレについても慎重見通しが強く、年末商戦の行方をさらに曇らせるとも述べた。
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8月ケース・シラー住宅価格指数、10都市総合は前月比1.10%下落
[コーヒー]
米調査会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が28日に発表した8月のS&Pケース・シラー住宅価格指数は10都市総合で前月比 1.10%、26ヶ月連続低下となった。20都市総合では1.03%下がり、25ヶ月続けてダウン。いずれの価格指数も4ヶ月ぶりの大きな落ち込みだった。
都市別で前月を下回ったのは18と、前月調査での14から増えた。最も大きく下げたのがサンフランシスコの3.48%。次いでフェニックスの2.86%だった。上昇した2都市はボストンとクリーブランド。0.10%、1.07%それぞれ上がった。
8 月の指数を前年比較すると10都市総合が17.72%下がり、 20都市総合は16.62%下落した。いずれの指数も再び調査史上最もきつい下げである。前年比は全ての都市でダウン。フェニックスが30.66%、ラスベガス30.58%と3割を超える下げだった。反面、都市別で最小マイナスはシャーロットの2.78%だった。
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石油価格下落でもプロジェクトは継続、カタール石油相
[エネルギー]
カタールのアティーヤ石油相は28日、ロンドンで開かれた会議の席で記者団の質問に答え、石油価格が下落しても国内で現在進んでいるエネルギープロジェクトは継続されるとの見通しを示した。ダウジョーンズが伝えた。WTI原油で1バレル70ドルから80ドルが適切な価格水準との見方を示す一方、12月のアルジェリア総会以前にOPECが会合を開くことについては否定的な見方を示した。
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